• 定年男子のランとマネー

11月18日に神戸マラソン、11月25日に大阪マラソンを完走しました。
トイレとエイド以外は歩かないで走ったので「完走」です。
ゆっくり走ったのでタイムは良くないのですが、目的は「楽しく完走」だったので目標達成ですね。

 

無謀な連続マラソンの理由

 

2月に泉州国際マラソンを走った時に、25キロ過ぎから足裏の土踏まず部分が痛くて走れなくなりました。

痛みを我慢して無理に走ったので、完走しても楽しくなかったですね。

続いて5月のKobo Trailでは、身体が思うように動かなくなってしまい30キロでリタイヤしました。

2つの大会を経験して自分の身体を振り返ってみました。

僕の足裏は比較的アーチが低かったのですが、20年以上走っているからか、

加齢の影響からか、さらに低くなっています。

シューズを買いに行ってみてもらっても「アーチはあることはあります」と言われる始末。

また大阪城公園練習会ではいつまでたっても安藤コーチから「肩甲骨廻りが固い」と言われ続けていました。

実際に長距離を走った後では、肩の周囲や背中が固まったような状態になっていました。

昨年までは「まあ、年だし仕方がない」と思って諦めていましたが、

2大会連続でトラブルが起こると「何とかしないと長い距離は走れなくなる」と考えだしました。

 

5月のある日にジムでトレーニングをしていて、たまたま近くにいた見知らぬ若いトレーナーに声を掛けました。

「股関節が柔らかくなるにはどうすればいいでしょうか?」

そのトレーナーは一つだけエクソサイズを教えてくれました。

翌週にジムで会ったときに少し話をしてみると、整骨院にいたこともあって、「骨」の話をしてくれたので

試しにパーソナル・トレーニングをお願いしてみました。

27歳の男性トレーナーさんのメニューは

・足底を鍛えてアーチを作るエクソサイズ
・股関節の可動域を広げるエクソサイズ
・肩甲骨の可動域を広げるエクソサイズ
・インナーマッスルを鍛えて体幹を安定させるエクソサイズ
・うまくいけば「脱力」ができるようになる
というものでした。

半信半疑で、毎週水曜日のバイト帰りに30分のトレーニングを継続しました。

教えてもらったエクソサイズは、毎日自宅で反復練習して、

翌週は更に上級のエクソサイズに取り組みました。

丁度そのころに、神戸マラソンと大阪マラソンの両方に当選したので、

2つマラソンを連続で走って見てトレーニングの効果を確認することにしました。

勝負は2本目の大阪マラソンの走りです!

 

大阪マラソン

 

神戸マラソンは、楽しく完走することだけを考えて走りました。

身体の声を聴きながら走ったのですが、25キロ過ぎても土踏まず部分の痛みはありません。

肩甲骨から股関節への連動も上手くいっているようで、身体がスムースに動いて楽でした。

走っていてとても楽しかったです。

神戸マラソンを走ったあとは、ほとんど筋肉痛も無かったので、
(これなら大阪マラソンもいけるかな?)
と思いながら大阪マラソンをスタートしました。

大阪マラソン当日は暑くもなく寒くもない絶好のマラソン日和で、沿道の観客も切れ目なく応援してくれて、

走りながら眺めているだけで楽しかったですね。

神戸マラソンと同じく、身体の声を聴きながら走りました。

初めは1キロ6分くらいでしたが、神戸マラソンの疲労が残っていたので意図的にペースを落として、

5時間程度で走ることを目安にしました。

結局最後まで土踏まず部分の痛みは出ることなく完走しました。

身体も良く動いて、(もしかしたら少しくらい脱力できたかな?)と思うくらいでした。

6か月のトレーニングの成果は十分に上がりました。

 

申し訳なかったのは、あまりに自分の身体の声を聴くことに集中していたので、
せっかく沿道で応援してくれていたラン友さんたちに殆ど気付かなかったことです。

 

でも2回のマラソンを走ってみて、20年以上前に走り始めたころの「走る楽しみ」を
思い出すことが出来ました。

自分は走ることが好きなんだなあ、ということが再確認できたことが、今回の一番の収穫ですね。


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