奈良大和路の長谷寺は「花の御寺」とも呼ばれます。
西国三十三か所の八番札所です。
季節の移ろいに合わせて様々な花が咲きます。
長谷寺の起源は西暦686年と言います。天武天皇や聖武天皇など、日本史の
最初の頃を彩る方々の名前が出てくる時代です。
お寺はもともと国家の平和を願い、僧侶が厳しい修行を行うところでした。
今も僧侶の修業は続いていますが、お寺は厳しさよりも花のおかげか優しい印象を与えています。
正面の仁王門をくぐり、399段の登廊を上がります。
本堂でご本尊を拝み、自分の身体で痛むところを
びんずるさんの同じ個所を触って平癒を願ってから大きな舞台へ出ます。清水寺と同じです。
本堂を出ると御影堂、本長谷寺、五重塔の順に並んでいます。
そこから参道を本坊まで歩くと、ボタンやツツジの花が綺麗に咲いていました。
本坊の奥の猩々野村の木は一幅の絵のようです。
そこからぶらぶらと坂を下り、仁王門横を通って法起院まで足を延ばします。
ここは西国三十三か所の番外札所に当たります。
のどかな場所です。
花の季節に訪れてみてはいかがですか?