4月6日、ラン友さん3人と、久しぶりに中山連山縦走を楽しんできました。
今回ご一緒した友人たちは、数年前に一緒にある大会にエントリーした仲間。
普通は大会が終わると、そのために作ったライングループは放置されるのですが、
何故か、我々のグループラインは、当初の大会名を冠したままで、何年も継続しています。
午前9時にJR武田尾駅に集合。
4人が揃うのは数年ぶりです。
この数年間に、各人にはいろいろな出来事があったようで、山を歩きながら、多くのことを
話す山行になりました。
コースは、武田尾から中山連山を縦走して、川西能勢口まで歩くのですが、途中に
大峰山、中山などいくつかの山を越えていきます。
最高峰が海抜500メートル程度の低山ですが、アップダウンがそこそこキツイ
山並みが続きます。
リーダーのガッキーは、地図読みの達人で、山岳ガイドに近い経験と研修を受けています。
彼が先頭に立って、みんなの体力を見ながら、コースレコードに合わせたテンポで進んでいきました。
流石と思ったのは、平坦な道でも急坂でも、そんなにペースを変えることなく、坦々と
歩いていき、要所要所で休憩をいれ、水分補給などを指示していたことです。
こういうリーダーが先頭にいると、後続の面々は安心して付いて行けますね。
リョーコさんは、3歳になる娘さんをご主人に預けての参加です。
正社員の仕事、家事、育児などをこなす大車輪の働きの合間に、やっとできた息抜きです。
もともと山ガールなので、今日の山行をとても楽しみにしていました。
まだまだ体力があるので、今にも走り出しそうな感じでしたね 笑
エイコさんは、仕事の退職を機会に、トレランを極めるつもりのようで、
なんと100マイルレースへの参加を検討中。
これから自由な生活を楽しんで、いろいろなことに挑戦したいそうです。
前向きですね。
武田尾駅から道路沿いをしばらく歩いて、鉄道の廃線跡に入りました。
幾つかの短いトンネル跡が続きました。
リーダーの指示で、全員ライト持参でした。
古いトンネルは、ライトで照らすと、今にも崩れ落ちそうな気がしましたね。
トンネルを2つくらい抜けて、山登りに入ります。
登山口から目指す山は大峰山です。
奈良県の大峰山とは異なり、標高500メートル程度の低山です。
ガッキーは、ゆっくりとテンポよく進んでいきました。
途中の東屋によって、少し休憩と水分補給。
途中で史跡に立ち寄って、一息入れて、という風にリードしてくれます。
こちらが高齢者なので、配慮してくれているのでしょうね。
最初の山頂である大峰山で少し休憩。
昨日万博テストランに行って、買ってきた万博土産「みかさ」を差し入れました。
早朝に朝食を食べて、少し疲れた体と脳には、甘いものが良いのかなとの考え。
如何でしたか? 笑
出発時に曇りで、時折ぱらついていた雨が、降ったりやんだりしています。
朝は少し寒かったけれど、歩いているうちに、徐々に暑くなってきました。
みんなは、こまめに上着を脱いだり、着たりして、温度調節を行います。
山慣れしたメンバーですね。
山頂で写真を撮って、しばらく歩くと、はあはあ言いながら走って登ってくるランナーが一人。
その人を見送ると、また一人、続いて一人、さらに3人、と続いてやってきました。
一人に一つづつ質問しました。
「大会ですか?」
「何キロの大会?」
「どこからどこまで?」
「何人くらい参加?」
「制限時間は?」
纏めると、NPO法人日本ライフロングスポーツ協会が主催する、第21回中山連山
北摂大峰山Trainic Stage 10.7 km(制限時間4時間半)に、我々はまともに遭遇したようです。
(https://www.jls-association.com/)
しばらくは、行き会うランナーたちに「頑張れー、もう少し」「まだまだ登るよー」
等と声をかけていましたが、エイド地点を過ぎてからは、ランナーに会うこともなく
中山山頂に着きました。
中山山頂で昼食休憩。
それぞれが持参の食糧を食べた後に、ガッキーがコーヒーをサーブしてくれました。
3人が「美味しい!」と声を上げました。
エイコさんは、ケーキといちごをデザートにして振舞ってくれました。
リョーコさんも持参のお菓子を分配。
私は、先ほど配った「みかさ」で品切れ 笑
中山山頂から山を下っては登るというアップダウンを繰り返しながら、午後2時過ぎに
辿り着いたのは「宝塚ロックガーデン」
急な岩肌を降りていくコースです。
このあたりでは、幸いなことに天気は回復し、すっかり晴れていて、岩の表面は乾いていました。
雨が降って、濡れていたら、とても降りられなかったでしょうね。
4人は、ここを慎重に降りていきます。
リーダーのガッキーがエイコさんを先導して、ゆっくりと足場を確認しながら
降りていきました。
次は私が、ややへっぴり腰で続きます。
山ガールのリョーコさんが最後尾を務めます。
危ない場所では、最初と最後をしっかり固めて、怪しい人を真ん中に挟むという
山登りの定番スタイルです 笑
ゆっくりと楽しみながら岩山を降りてきて、街の近くまで来て午後2時40分。
目的地の川西能勢口まで、あと1時間半程度。
ここでガッキーからみんなに相談。
「近くに阪急山本駅がありますが、どうします?」
体力的には、みんなまだ大丈夫でしたが、山の下山は午後3時ごろが適当ではないか?
との意見が出て、
「あしたも仕事があるしなあ」とここで下山を決定。
山本駅に向かう途中で、滝によって、涼しげな気分になってから、山本駅に向かいました。
駅について、「せっかくだからお茶でも」という話になりましたが、カフェが見当たりません。
「コンビニで飲み物を買って、広場で座りましょ」というリョーコさんの発案で、それぞれ
飲み物を買って広場で座りました。
(飲み物はジュース、アイスコーヒーなど。私は、ビールではなくて、何故かレモンスカッシュ 笑)
話題は、これまた何故か、秋の神戸マラソンに一緒に出ようということに。
エントリーが4月中旬に始まるので、リョーコさんがまとめてエントリーして、当選すれば
一緒に走ることになりました。
それまでに、ガッキーは脚のけがを治しながら、リョーコさんは育児と仕事の合間を縫って、
エイコさんは160キロレースのために、それぞれ走って準備することになりました。
私も神戸マラソンを完走できるくらいには練習せねばなりません。
良き友人のおかげで、今年もランナー生活は続きそうです 笑