私のトレイルランのトレーニングは3種類あります。
いずれも近鉄大阪線の五位堂駅をスタートにして、ダイヤモンドトレイルを走ります。
一つ目は、平石峠まで往復する4時間練習(約20キロ、獲得標高1,000m強)
二つ目は、岩橋山の向こう側のV字階段まで往復する6時間練習(約25キロ、同1,500m)
三つ目は、葛城山まで往復する8時間練習(約30キロプラス,同2,000m)
コロナ前までは、よく6時間練習をやっていましたが、最近はキツイ練習を避けて
4時間練習だけですね。(といっても、走りのほかに歩きがかなり入りますけど 笑)
5月3日は、久しぶりに8時間練習をやってみました。
というのは、毎年4月に出場しているダイヤモンドトレイル大会に、今年は参加できなかったからです。(昨年は、大会を8時間で完走しています)
長時間の山行に、身体を慣らすことと、一年近くポールを使っていなかったので、
ポール練習を兼ねていってきました。
当日は、ゴールデンウイーク後半の初日で、二上山も葛城山も、登山者や家族連れで
とても賑わっていました。
二上山と葛城山の間のダイヤモンドトレイルは、普段は行きかう人もまばらですが、登山する人のほかに沢山のトレイルランナーと会いました。
たまたま会話をしたランナーは、5月の比叡山トレイル(50キロ)のために、練習に来たと言っていました。
ほかにも、軽々と階段を走り降りていくランナーと何人も遭遇しました。
私が8時間練習をやってみようと思ったのも、5月下旬のKobo Trailの準備のためでしたからね。
二上山から葛城山までは、ひたすら登りです。
果てしなく思えるほど階段が続くので、試しに、葛城山近くの、短そうな階段の段数を
数えてみたところ、158段でした。
他の階段は、ほぼ全部この階段より長いので、延々と続くように思うのも当然ですね。笑
階段を登り切ったところで、思わず一息つきました。
葛城山頂では、山頂の碑の前で、記念写真を撮ろうとする人たちが、列をなしていました。
普段は、あまり見ない光景です。
五位堂駅からここまで4時間。
予定通りです。
お昼時だったので、白樺食堂、葛城高原ロッジもいっぱいの人。
ツツジ園のテラスも、鈴なりの人。
テラスでおにぎりを2つ食べた後、七分咲のツツジの中を、少し歩きました。
帰りは、下り基調なので、来る時よりは速いはずでしたが、動体視力が劣化しているのか、
以前ほど階段を速く降りられなくなっていました。
下り階段には、ポールも邪魔でしたね。
それでも何とか竹ノ内峠までやってくると、座り込んでしまいました。
あまり意識していなかったのですが、空腹で力が出なかったようです。
駐車場のトイレの前で、水分補給と、1本だけ残っていたエネルギーバーを食べると
少し元気が出ました。
帰宅してからGarminを見ると、2700カロリー以上消費していたようなので、
おにぎり2個では足りませんね 笑
しばらくの間、長時間練習をやっていなかったので、こんな基本的な失敗をやらかしました。
8時間練習をやっておいてよかった 笑
竹ノ内峠から、二上山を登り、山の反対側まで越えねばなりません。
下山してから、3キロのロードです。
竹ノ内峠で食べたエネルギーバーのパワーで、なんとか二上山雄岳山頂に着きましたが、
山頂から先は、ちょっとパワー切れでゆっくり下りました。
というのは、雄岳から二上神社口に向かう登山道には、地面から短い鉄杭が至る所に顔を出していて、
うっかりすると躓いて転倒してしまうのです。
おまけに、山道は、木陰で多少暗くなっていたので、注意しながらの慎重下山です。
結局、竹ノ内峠から雄岳山頂を越えて、反対側の加守神社まで1時間もかかってしまいました。
そのあとの3キロのロードは、少し走って、ほとんど歩いて(笑)、
五位堂駅にゴールした時には、合計で8時間21分もかかっていました。
思いのほか時間がかかってしまいましたが、なんとか日没までに帰宅できてよかったです。
年々、体力もスピードも落ちていくのを実感しますが、山を楽しむ気持ちを忘れずに
できるだけ長く続けたいと思っています。