一昨年の8月から、パーソナル・トレーナーについて、身体の柔軟性とバランスの改善に
取り組んでいます。
トレーニングを始めたきっかけは、コロナと病気で、自分の身体がすっかり変わってしまったと感じたからです。
特に、以前から課題と思っていた、身体の柔軟性とバランスが悪くなっていて、このまま
年齢を重ねて、トレイルランニングを続けると、危険だなと思うようになりました。
認めたくはありませんが、年齢を重ねると、体内の水分が減少し、骨を含めて体が硬くなり、柔軟性が失われやすくなります。筋肉量も減少して、基礎代謝が低下します。
先日の練習会で、筋肉が落ちて、すぐにトイレに行きたくなるという話題になったので、
高齢化すると、タンパク質や水分の吸収能力が落ちていくと言ったところ、
「それやったら、木と同じやないですか。樹齢を重ねると、吸収力が無くなって枯れていく。
嫌な話を聞いたなあ」と言われました。
世の中には、アンチエイジングや美魔女などと言って、まるで年を取ることから遊離しているように見せている人がいますが、おそらく身体は確実に老化していくはずです。
「テレビに出ているモデルさんは、綺麗やなあ」
「この人たちは、テレビで宣伝している商品を使わなくても、同じだと思うよ」
そう、年の取り方の個人差は、とても大きいのです。
話をトレーナーさんに戻すと、彼女はジムに所属している、普通のトレーナーです。
学生時代は、バスケットボールに打ち込んで、何度もじん帯などを痛め、手術して
苦しい経験をしたそうです。
そのせいか、とても共感力が高い人ですね。
この1年半にわたり、彼女は私の身体の状態を見ながら、様々なメニューを考案してくれました。私は、彼女が考えてくれたメニューに従って、毎日20分程度トレーニングをします。
最初は、毎週のセッションで、メニューのマスター具合をチェックされましたが、
慣れてくると、2週間に一度になり、今年からは月に一度になりました。
セッションは、トレーニングしているよりも、いろいろなことを話している時間のほうが、圧倒的に長いですね。
相談とアドバイスの繰り返しです。
私のトレーナーとの付き合い方は、(トレーニング自体は自分でやるので)私が正しいフォームでトレーニングをやれているかとか、やっているメニューの効果は出ているかを評価してもらっています。
自分の身体が、どのように動いているかは、自分では見えないので、これは、専門知識と
経験が豊かなプロに見てもらうべきだというのが、私の考えです。
彼女は、ランニングは専門外ですが、いろいろと調べて、有益な練習方法を提案してくれます。
おかげさまで、ランニング中のバランスが大きく改善されたと思っていました。
先日、大阪城公園練習会で、仲間と走っていて、自分のフォームに違和感を感じたので、
一人だけ離脱して、グラウンドでジョグして、自分のフォームのしっくり感を確認していました。
すると、遠目でフォームを見ていた、練習会のランニングコーチが、
「走っているときのバランスが、随分とよくなりましたね。ジムでトレーニングしている成果ですね。でも、左腕がリズムをとっていて、右腕が振れていないので、左右のバランスが悪くなっています。右腕をもっと振ってみてください」とアドバイスをくれました。
右腕を意識して振って走ると、自分のフォームに、あまり違和感を感じなくなりました。
身体のバランスの改善を,ランニング専門のコーチに評価されたことで、トレーナーのメニューに効果があったことが、改めて分かったわけです。
2021年に心臓の手術をしてから、1年以上が経過しているので、そろそろ心拍数を1分間に170回くらいまでに引き上げた、ハードな練習ができるのではないかなと期待しています。
バランスと柔軟性を改善していくと、以前よりも無駄な力を使わずに、ランニングができるのではないかとも思います。
トレーニングの効果と、高齢化による衰えの、どちらが勝つかの競争を、面白がりながら
やってみることができれば、楽しみが増えるなと、心の中で、ほくそ笑んでいます 笑
ラン友の皆さん、お時間があれば、是非お付き合いくださいませ。