4月23日にかつての職場仲間が14名集まって、恒例の有馬温泉遊山の旅に向かいました。
この旅は平成16年4月から続いています。
毎年春は有馬温泉の遊山、秋は武田尾温泉、汐の湯温泉など関西の温泉を歩きます。
雨なら仕方無いのですが、歩けるようならば少し歩いて軽く汗をかき空腹になってから温泉を楽しんでから昼ご飯です。
10年以上前の50代前半のころは、六甲山の麓から山頂を越えて有馬温泉まで4時間以上かけて歩いたこともあります。
今回は阪急芦屋川駅からバスで瑞宝寺公園まで行って公園内をゆっくりと二時間くらい歩いてから温泉に着きました。
六甲山は絶好の行楽日和で山へ登る人で一杯です。
瑞宝寺公園のバス停は有馬温泉のすぐ手前なので皆さんは軽い気持ちで歩き出しましたが、コースは結構時間がかかります。道も階段に川の渡渉、ところどころ崩れているところがあり股関節が開きにくい人には厳しい行程です。
友人の中に闘病中の人がいました。薬の関係でホルモンバランスが崩れてしまって体重が大幅に増えてしまいました。とうとう100キロ弱になったのですが、頑張って歩きます。
彼の周囲には友人が2~3名付いて必要なら手助けします。でも最後は本人の頑張りです。漸く山を越えた時には、本人は歓声を上げていました。
桜の季節は終わっていましたが、山にはきれいな花が咲いていました。
東京には植物に詳しい友人がいるので、写真を撮っては花の名前を聞いてみようという冗談が流れていました。和気藹々の雰囲気です。
ホテルについて早速着替えて温泉に入ります。
「太閤の湯」です。
金泉や銀泉に露天風呂、サウナなど沢山のお風呂があります。
各人は思い思いに温泉を楽しみます。
参加者の中には激職の人もいます。
大きな組織の経営者です。
たまたまその一人とサウナで一緒になりました。
「温泉はいいなあ」と言いながら、一生懸命前屈したり身体を回したりしています。週末はいつもマッサージに行くようです。
僕の運動経験からストレッチポールを使うことを勧めました。
ストレッチポールは1メートルくらいの筒で、上に乗ったりしながら自分の体重を使って筋肉をほぐします。知人の中に肩こりがすっかり治ったという人もいます。
温泉の後は宴会です。メインは神戸牛のすき焼き。
僕のテーブルでは鍋料理好きの友人がすき焼きを作ってくれます。
彼も大きな組織の経営者です。難しい役どころをこなしています。
でもみんなここでは普通の人です。
40年近く前に、大学を卒業したてで何もわからずに働き始めたころの気持ちに戻ってお互い話します。
頃合いを見計らって宴会幹事がテーマを発表しました。
「奥さんとの今日この頃」
近況のほかに夫婦の関係や現状を一言言えというのです。
孫のいる人も何人かいるので、話はバライティに富んでいます。
みんな笑い声をあげ、野次を飛ばしながら楽しく聞いています。
宴会が終わり、みんなは三々五々帰っていきます。
明日から仕事の人もいれば、悠々自適の人もいます。
来年は社会人になって40周年なので、東京の友人たちにも集まってもらって
大きなイベントをやろうという話で盛り上がりました。
次回は秋の温泉遊山です。