仕事をしなければならない(?)年代を過ぎると、今度は、好きなことが出来る年代に
突入します。
仕事が生活の中心だったころは、時間が自由に使えて、自分の好きなことが出来るのが
憧れでした。
しかし、この憧れを実現するためには、結構な準備が必要です。
先ずは、当たり前ですが、お金。
好きなことをしていても、自分及び家族の生活に支障ないことが条件です。
つまり、現役時代にしっかり稼いで、貯蓄しておくこと。
そして、ある意味ではお金より大切なのは、自分が何が好きかを見つけること。
これは割に難しい。
私の場合でいえば、昔からサッカーすることが好きだったのですが(上手くはないです笑)、
サッカーを続けるためにランニングを始めたら、ランニングにハマってしまいました。
更に、50代後半にトレイルランニングにハマってしまったので、
好きなことの一つを見つけるのは、幸運にも割合簡単でした。
もう一つの好きなことは、寝ることです。
会社員時代から、7時間は眠るように努めていましたが、定年退職したら8時間は
寝たいなと思っていました。
最後の一つは、仕事です。
ある本では、趣味は自分のためにやって楽しむもの、仕事は他者のためにやって
喜んでもらうものと定義されています。
銀行に在籍しているときに、AFP資格を取ったので、退職してから上位のCFP資格を
取得して、個人事業主として開業しました。
流行っているとは、とても言えませんが、それでもお客様に喜んでもらったときは
こちらも幸せな気分になりますね。
FP相談は、特に宣伝もしておらず、わりに暇なので、海外駐在経験を活かして
もう一つやってみました。
初めは、スタートアップ企業の管理部です。
自由な雰囲気で仕事の半分は英語でしたが、取締役会や株主総会、知財管理などの知識を
得ることが出来ました。
残念ながら、会社は解散してしまいましたが、最後に事業所閉鎖をやって、
役員の皆さんからは感謝の言葉を頂きました。
その次は、海外の金融関連企業の相談窓口です。
過去に金融機関にいた経験と英語を生かしての仕事ですが、最近は、伝統的な金融機関に加えて、フィンテック企業が増加しているので、一生懸命フィンテックの勉強をしています。
いくつか仕事をやってみて、分かったことは、関西地区ではビジネス英語を
使ったことがある人が圧倒的に不足しているようなので、
これまでの会社員経験と組み合わせたら、仕事としての需要がありそうだ・・
ということです。
纏めてみると、一日24時間のうち、8時間は寝て、後の16時間をランニングと仕事に
費やすわけですが、その中に入り込んでくる大切なことがあります。
それは、家族であり家事です。
生活のためのお金は大切ですが、それだけでは生きていけません。
誰かが家事をしなければなりません。
子供が独立した家庭では、それは夫と妻の分担作業だというのが、私の考えです。
したがって、週に何回かは、せっせと買い物行って、そのあと料理します。
大したものはできませんが、妻が食べてくれているので、善しとしましょう。
考えてみれば、妻という他者が喜んでくれるならば、家事も仕事に含まれることに
なりますね。