6月24日に昔の職場の友人Kさんと、大阪の北新地の居酒屋に行ってきました。
ローカルな説明ですが、曽根崎新地の「すえひろ」の近くです。(笑)
私が社会人になったころ(約45年前ですが)、会社の先輩方が、「社会見学」と称して、
北新地の飲み屋に連れて行ってくれました。
「ここは東京でいえば銀座のようなところや。雰囲気だけでも味わっとけ」
と言われたかどうかは、はっきりと覚えていませんが、
その少し前まで学生だった私には確かに縁遠い感じでした。
その時の印象があって、北新地の飲み屋イコールお高い(気位もお金も)
という意識があって、元来貧乏人の私には、とても敷居が高い場所でした。
そんな北新地で、昔の職場仲間の一人Mさんが、居酒屋に出資すると聞いて、
正直驚きました。
出資を募った居酒屋のおやじさんは、Mさんの知り合いですが、
もともと大手商社マンで、海外勤務経験もある人です。
結局おやじさんの知り合い9名が出資して約3年前に営業開始。
(元商社マンが北新地で居酒屋のおやじって、料理もするのかな?)
その時は、イメージ合わないな、という違和感と、失敗するン違うかな?という心配とが
交差しましたね(笑)
後で聞いてみると、バブル崩壊以降、北新地もかなり変わったようですが、
久しぶりに歩くと、明るいうちから、髪をセットした和服姿の女性が、
何人も歩いていました。
この居酒屋が開店したのは、ちょうどコロナ直前で、当初は苦戦しているようでした。
コロナが、少し収まった2年前に、出資した友人への応援の気持ちで一度行きましたが、
長くはもたないだろうなと思っていました。(笑)
2年たって、コロナも収まってきたので、出資した友人に
「あの店、まだやってるのかな?」と聞くと
「やってるで、給付金で延命や」とのこと。
そこで、2年前に一緒に行ったKさんを、今回も誘って行ってみました。
店は相変わらずで、火野正平似のおやじさんは、相変わらず飄々と喋っていました。
昼間はエステをやっているという女性を、手伝いに雇って、知り合い客とマイペースに
楽しんでいるという感じでしたね。
おやじさんも、手伝いの女性も、マイペースで飲んでいます。
知り合いが来ると、テーブルに座って、話し込んでいます。
「お水ちょうだい!」といった時だけ、立ち上がって、水道水をコップに入れて、
こちらに渡してくれます。(笑)
お客さんも、おやじさんも、お互いに全く気を使わないお店なのです。(笑)
先客万来、というわけではなさそうですが、おやじさんは、自分の大学や高校時代の友達、
北新地で知り合った人たち(おやじさんは、以前は北新地でカラオケ喫茶を経営)と
昔や今の話を、心の赴くままに、気持ちよく話しています。
たまに、リズムの合わない人が来て、絡んでくると、出禁にするそうですが(笑)
「大人の隠れ家」のようなお店ですが、一番うまく隠れているのは、どう見ても
おやじさんですね。(笑)
大企業サラリーマンの「上がり」としては、まずまず面白そうです。
私には、到底、真似できそうもありませんが (笑)