今日はたまたまですが、いくつかの保険の更新通知が手元に送られてきました。
保険については、少し古いのですが、FPの深田晶恵さんが参考になる記事を書かれています。
誰もが死ぬまで必ず入っておくべき保険とは? | 老後のお金クライシス! 深田晶恵 | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)
私は保険や証券を売らないフィナンシャルプランナーなのですが、自分が全く保険に入っていないかというと、そんなことはありません。
生命保険は、若いころ加入した保険(定期特約が一杯ついていて結果的にはすごく割高な保険)を満期まで放っておいたので、満期後もそのままになっています。
計算したら1000万円以上保険料を払って、解約返戻金が半分以下という、全くFPとして誇れない結果です。
当時は、海外勤務や海外出張が多かったので、家族のためと思って定期特約1億円をかけていたのですが、相続税などを全く考えず、一億円くらいあればいいだろうという勝手な思い込みで付保していました。
老夫婦の二人暮らしに生命保険は不要ですし、保険の終身部分が少ないので、満期後は受取人を妻から子供に変えて、私が死んだら生活費の足しにでもしてもらおうかと思っています。
このように生命保険は全くの失敗なのですが、今は開き直って、生命保険はうっかりするとコスト倒れですよ・・と言って、お客様と話すときの根拠にしています。(笑)
医療保険は、20代前半にがん保険に入って、極めて割安に継続していたのですが、どうも保険が古すぎてがんの種類をカバーできなさそうなので、更新しようとしたら保険料がバカ高いので解約しました。
医療保険は医療技術の進歩に合わせて見直すことが必要ですが、一般に年齢が上がると保険料も上がるので、更新するならば補償の内容をよく吟味することが大切です。
そのあと県民共済に加入しましたが、年間3回ほど入院した時に、高額医療制度の補助と確定申告の医療費控除をやってみると、医療保険はいらないなあ・・と思ったのでこれも解約しました。
今日送られてきた2つの保険のうちの1つは医療保険です。
県民共済は割戻金があるので、その通知です。
県民共済は割戻金も勘案すると割安とは思うのですが、得したのか、損しているのかというと、私にとってはやはり損ですね。(笑)
会社員のころは、下手なゴルフでも間違ってホールインワンしたらまずいと、ゴルフ保険に入っていましたが、ホールインワンどころかグリーンにもなかなか乗らないので保険は解約して、ついでにゴルフも止めました。
(現在は年に一回、妻とお笑いゴルフに行きますが)
現在加入している保険の筆頭は、自動車保険と火災保険(地震保険)です。
自動車事故と火災や地震は、自分で完全にはコントロールできないことと、いざという時の必要金額が巨額になるかもしれないので、保険の定義にぴったりです。
実は車の運転は嫌いなので、できれば早く免許を返納したいのですが、妻が自動車旅行好きなので(といっても妻は高速道路の運転はしませんので)仕方なく免許を更新しています。
次は傷害保険です。
今日手元に来た傷害保険の更新通知には、傷害補償と個人賠償責任補償が含まれていました。
傷害補償は、「急激かつ偶然な外来の事故」への補償ですが、今回から特定感染症危険補償特約がオプションとして追加されました。
つまりコロナですね。
さすがに商売上手です。
個人賠償責任補償は、例えば自転車事故などが含まれると思いますが、これに弁護士費用補償特約がオプションとして追加されました。
もしも弁護士に依頼するときは、一定の金額内で弁護士費用を補償してくれるというわけです。
この2つにはオプション加入することにしました。
いずれも自分でコントロールすることは難しいですからね。
このほかに山岳保険(トレイルランニング保険)に加入しています。
山で怖いのは遭難ですが、その時の捜索費用やヘリコプター料金は大きな金額になります。
そんな高い山にはいかないよ・・と思っていても、友達に誘われたら行くかもわかりません。
また山ではいつ何時、どのような危険に遭遇するか予測ができないことがあります。
それがトレイルランニングの醍醐味の一つなのですが、リスクに備えるために普段のトレーニングと天候を含めた事前の調査と、最後にまさかの時のための保険は欠かせません。
まったく何の備えもないのはアウトだと思っています。
一般に保険はその人の家族構成や年齢などの環境によって、加入しておくと安心な場合があります。
自分にとってコントロールできないリスクをはっきりと認識して、そのリスクをカバーするための対価としての保険料を計算してから加入するのであれば、保険はライフプランを考える上で大きな助けになると思います。