経済評論家の山崎元さんがダイヤモンドオンラインに「電話不要論」について書いています。
詳細は下記の記事です。
ひろゆき氏の電話不要論に大賛成、電話は「不愉快で不適切」な5つの理由 | 山崎元のマルチスコープ | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)
たしかに社会人になったころ(40年以上前)は対面か電話がコミュニケーションの主流でした。
銀行に入社して支店に配属されたあとの初めての仕事が、お客様への振り込み案内だったことを覚えています。
当時は通帳記入しないと振り込みの有無が分からなかったので、事前登録いただいた法人のお客様に銀行員が毎日電話で内容をお伝えしていたのです。
その後も電話はずっと仕事の友達でした。
携帯電話が普及して、どこでもいつでも相手を捕まえることができて大変便利でしたが
そのうち、どこでもいつでも誰かに電話で捕まえられることが苦痛になってきました。
そこで相手も迷惑だろうと思って、仕事で電話をかけることをできるだけ止めたのですが、
そうすると仕事で掛かってくる電話も極めて少なくなりました。
冒頭の山崎さんのような人気者(社会の需要がある人)には、ご自身が電話をかけなくても
どんどんかかってくるのだと思いますが、私のような平凡な市民はこちらがアクションをしなければ静かに仕事ができることがよくわかりました。
その代わりに増えたのがメールです。
沢山のメールのやり取りをするようになりましたね。
今でもバイト先では、仕事はメールのやり取りが中心ですが、ランニングやFP仲間のコミュニケーションはラインやメッセンジャーが中心です。
これだと必要ならばグループを作って情報を共有できるので便利です。
最近はFP仲間でクラブハウスのRoomを作る人やYouTube挿画を作成する人がいるので、視聴した感想をFB経由などで送っていますね。
直接話したほうが良いときはZOOMを使います。
みなさんはコミュニケーションツールに何をお使いですか?
私の周囲では、仕事以外で電話やメールを使っている人は少ないように思いますがいかがでしょうか?
ところが先日、山の中でトレイルランニング中にスマホが何度も音を立てるので、立ち止まってみると何本かメールが入っていました。
今年の春にiPhoneに変えてから、今まで述べた事情でメールを使ったことがなかったので
どうやって返信するのかわからずにしばらく立ち止まってしまいました(苦笑)
(ランニング中の血液は主に体を流れていて、頭には回っていないのです 笑)
なんとか返信して、再び走り出したのですが、ふと「なぜ2か月近くもメールを使っていなかったのか?」と考えました。
メールの内容は、昔の職場の同期会の連絡でした。
つまり65歳以上の友人からの一斉メールです。
最近は私より年齢が下の方とのお付き合いが多いからなのか、メール受信は久しぶりでした。
もしかしたら、一定以上の年齢の人のコミュニケーションツールは、やはり電話とメールなのかもしれませんね。
(私の仮説です 笑)
昨日からわが町でもようやく65歳以上のコロナワクチン注射予約が始まりましたが、
予約方法は電話とラインとネットでした。
(比較的ゆっくりの奈良県でも一番ゆっくりしている町のようです 笑)
私はラインで役所に友達申請し、妻は隣でパソコン画面を開いてどちらが先に予約画面に行きつくかを競争しました。
田舎だから絶対ラインのほうが早いと思ったのですが、ネットの間隙を縫った妻の勝利に終わりました。
「若さの勝利よ!」
恐れ入りました(笑)
コミュニケーション手段は世代によって大きく違いますね。
そんな風に考えると新設されるデジタル庁の仕事は大変そうです。
あるいはDXから置き捨てられる人が孤立していくのか?
「変化に対応するものが生き残っていく」という法則は不変ならば、
頑張ってアップデートして世の中に付いていくしかなさそうです。