BPPVとは「良性発作性頭位めまい症」のことです。
症状はこんな感じ。
回転性のめまい(ぐるぐると目を回したときのようなめまい)を生じる。この病気は耳石が入り込んだ半規管だけリンパ液の流れに異常を生じるため、特定の方向に頭を動かしたときにだけ症状が見られる。またその際、患者の意思と関係なく眼球が動く眼振という現象が起こるのも特徴。目を回した状態に近いため、嘔吐感を伴うことがある。
(https://doctorsfile.jp/medication/327/ 2021/4/4閲覧)
この症状に3月23日夜、突然襲われました。
夜中に目が覚めてトイレに行こうとすると、天井がぐるぐる回って立てないし、立っても真っすぐに歩けないのです。
なんとかトイレに行って、そのまま寝ました。
翌日はテレワークだったのですが、目が回って仕事にならないので1時間で切り上げて、午後から少し走ってみました。
5キロ走れたので、大丈夫かなと翌日仕事に行ったら、頭ぐらぐら。
夜にいろいろ考えて、腎臓の薬が原因かもしれないと翌日病院に電話してみると、29日の月曜日に来てくれとのこと。
週末は、ほかの原因を考えて、「メニエールかな?脳梗塞かな?」・・
高齢者なので、思いつく病名はいっぱいありますね(笑)
あまり外にも出ずに、ベッドで寝てました。
そのときラン友のオーキさんから「4月3日、山行きませんか?瓦そば食べましょう」
とのお誘いが。
頭ぐらぐらだったのに、何故かその時だけ楽観的になって
「一週間後にはよくなっているだろう」と根拠なく思ってオーケーしました(苦笑)
29日に病院に行ったら、腎臓の薬とは関係ないようなので、耳鼻科に4月1日の予約を入れてもらいました。
歩くとフラフラしたのですが、30日と31日は休めない(株主総会2つと取締役会が連続して開催予定で私は運営責任者かつ発表者)ので頑張って2日間奈良から新大阪まで通いました。
なんとか仕事が終わって、翌朝起きたら真っすぐに歩けないので、妻に付き添ってもらって耳鼻科に行ったら「良性発作性頭部めまい症(BPPV)」との診断でした。
原因が分かってホッとしましたが、耳石が排出されるまで待つしかなく、処方できる薬は「トラベルミン」程度。
ぐらぐら揺れたら、酔い止めを飲んでください・・だって(笑)
さて4月2日になり、症状が安定してきました。
ためしに走ってみたら10キロを問題なく完走。
4月3日は山に行けそうだ!
4月3日、五位堂駅に自転車を置いて、3キロ走って待ち合わせの二上神社口駅へ。
オーキさんに事情を話したら
「大変じゃないですか!今日山に行って大丈夫ですか?
私はマイペースでいきますから、崖から落ちないでくださいよ」
ということでスタートしました。
加守神社横の登山口から上りましたが、1週間ほとんど動いてないと、さすがに足が上がりませんね。
オーキさんはどんどん先に行きますが、時々思い出したように立ち止まって振り返ります。
(気にしてくれているんだ。それとも崖から落ちて居なくなったら困ると思っているのかな?)
<高齢者と女性のカップル、トレラン中に高齢者が行方不明!感情のもつれか?>
新聞記事の見出しが思い浮かびます・・・・・妄想です(笑)
雄岳を越えて馬の背から雌岳に上がりました。
オーキさんはこのコースが初めてで、雌岳の日時計が見たかったそうです。
咲き残りの桜が奇麗で、すぐ近くに鶯が鳴いていてホントに喜んでいました。
山頂には人がたくさんいましたが、何人かに写真を撮ってくれるように頼んでいました。
頼んだ見知らぬ人にも、こまかく注文を付けていたのは笑えましたね。
雌岳山頂から岩屋に降りると、ここでも桜が奇麗に咲いていました。
ここで本日のメインイベントである瓦そばの話になって
「予約したほうがいいのでは?」
「では午後2時に予約しよう」とオーキさんは電話していました。
ダイトレに入って、道路を越えて平石峠を目指しました。
瓦そば屋は2時の予約で、平石峠には11時半到着。
「岩橋山まで行けるかな?」
この判断が間違い!!
岩橋山までは「階段地獄」がいくつかあって、山についたら12時過ぎ。
「おなか減った」とオーキさんが言うので、少し休憩して戻りだしたら竹ノ内峠で1時10分ごろ。
「2時に瓦そば屋に着くには1時間以内に二上山を越えなければならないよ」
「ええー、いけるかな?」
鹿谷寺経由のルートを案内したら、鹿谷寺の遺跡感と桜がオーキさんの感性を刺激したらしく、何枚も写真を撮っていました。
(時間ないのにいいのかな?)
岩山を上り、岩の上で写真を撮って(細かい注文付きでした 笑)馬の背に着いてすぐに行こうと坂を降りかけたら
「戻ってきて写真撮って!」
ようやく裕泉寺まで下ったら、午後2時!
「もう2時やで」
「ええー、あかんやん!!電話しとこ!」
電波が悪くて結局電話はつながらず
お店は当麻寺の近くなので、当麻寺の中を通っていこうとすると
「桜が綺麗!ちょっと見てくる!」
正門から参道を駆け下って、トラックも通る道路沿いの危ない道を歩いて
「瓦そば」到着。
午後2時半ごろかな?
瓦そばは美味しかったですね。
オーキさんはご満悦でした。
ところが当麻寺駅近くの名物「中将餅」をお土産に買おうとしたら
お店は臨時休業!
とても残念そうでした。
途中の大和八木駅まで一緒に帰って
「中将餅を買えなかったからだんごを買って帰ります」
オーキさんは「だんご庄」でだんごを買いに行きました。
私は五位堂駅まで戻って、自転車で帰宅。
当日の記録です。
22キロは病み上がりには少しやりすぎかな?
でもめまいの症状も出なかったし、元気になったのかもしれません。
(めまいはもう大丈夫だな)
その夜、安心してベッドに入って午前2時頃にトイレに行こうとしたら
天井がぐるぐる回っていました(笑)