先日、4名の投資の鉄人たちのセミナー「鉄人寄席」に参加した時に、岡本和久さんの「お金と心」という題名の書籍を購入しました。
岡本さんは投資の世界ではまさに鉄人なのですが、本業の他にも様々な分野で活躍されています。
実際にお話を伺ってみると、とても奥が深い感じがして、僕にはとても実像が掴みにくい方のような気がしたので、書籍を読んで理解を深めたいと思いました。
岡本さんの言われていることは極めてシンプルです。
人生を3つに区分する。
初めの30年くらいは「学びの時代」⇒人的資産の形成に努める
次の30年くらいは「働きの時代」⇒金融資産の形成に努める
最後の30年くらいは「遊びの時代」⇒「生きざま」を形成して次世代の人的資産の形成に寄与する。
僕はまさに「遊びの時代」の入り口にいるわけですが、「生きざま」の形成と言っても
具体的に何をすればよいのかさっぱり分かりません。
その話の前に岡本さんは投資の分類を教えてくれています。
まず「投機」
次に「投資」これには「短期投資」と「長期投資」があって、岡本さんは後者を勧めています。
最後は「資産運用」これには「資産形成」と「資産活用」があります。
長期投資については、働きの時代の初めごろから「グローバル株式インデックスファンド」に毎月一定額を投資しておけば定年後の資産形成は年金の不足分を補うのに十分ではないかとのご意見です。
(毎月の一定額は各人によって異なりますが、数万円かな?)
そういえばかつて米国にいたときに、50代くらいの人たちが投資の話をよくしていました。僕の周囲は不動産融資のプロばかりだったのでREITへの投資に
熱心でしたね。
帰国して自分も投資をやろうと思って考えて投資信託を買おうとしましたが、手数料が高いし、運用成績もイマイチだったのを覚えています。
その時に、成長している世界経済にそのまま投資できるようなものがあったらなあと思っていましたが、見つけることが出来ませんでした。
(当時からバンガードはあったと思いますが、日本では買えなかったのではないかな?)
現在ではいろいろなグローバル株式インデックスファンドが比較的安いコストで買うことができますね。
「遊びの時代」に何をするかに戻って考えると、多分「働きの時代」に形成した資産を活用して次世代のためになるようなことをやりなさい、ということではないかと思います。
簡単に言えば「次世代のために上手くお金を使うことを考えろ」ということでしょうか?
お金(に限らず自分の時間や能力も?)を使うことで、他の誰かに喜んでもらって自分も嬉しくなればしあわせですね。
なかなか出来ないと思いますが、生活維持のため以外で自分の資産(お金、時間、能力など)を使う機会があれば、その時の判断基準の一つに加えることで、少しは実践できるようになるかもしれませんね。