11月21日、大阪梅田で「つかえるFP梅田」SGの勉強会に参加してきました。
タイトルは「定年後のライフプラン~60歳以降の働き方」です。
講師を務められた岸さんは、今年10月に社会保険労務士として独立された、CFP資格も保有しておられる方です。
今回の講演が「開業お目見え」となるので、お話の内容も意欲的で多岐に渡りました。
ここではお話がカバーした範囲の広さを、目次を紹介することで示してみます。
どうです。至れり尽くせりでしょう!
逆に言えば、定年退職後の人生で働く場合に、検討して決断すべきことがこんなにあるんだということですね。
岸さんのお話のそれぞれの項目が各々講演のテーマになるほど奥が深いので、
もしも具体的なお悩みのある方がおられたら、お金を払って専門家に相談して
個別の客観的なアドバイスをしてもらうことをお勧めします。
お話しの中で僕が気になったのは、「フリーランスになった場合の老後への備え」
という項目でした。
60歳を過ぎて自分とその周囲を見てみると、60歳まで在籍した組織で働いている人が殆どです。
かつての職場と無関係なところで働いている人は、電気関係などの資格や経験がある人が多いですね。
まさに「芸は身を助く」です。
僕の住んでいるところが田舎なので、都会よりも仕事が少ないのかもしれませんが、
こういう状況を見ていると、「人生100年」を視野に入れて、
できるだけ長く働き続けるにはどうしても「自営業(フリーランサー)」という選択肢を考えざるを得ません。
因みに11月23日付の日本経済新聞電子版に「70代現役は目前、40代から描く3つのキャリアプラン」という
記事が掲載されていました。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO37659030S8A111C1000000?channel=DF180320167080
この記事でも70歳代まで働く3つの選択肢の一つに「独立」つまりフリーランサーになることが
選ばれています。
独立が選択肢といっても、独立後の選択は無数にあります。(選ぶ人の数と同じくらいあると思います)
記事では独立するならば定年の相当以前から準備することを薦めていますが、フリーランサーに限らず
「60歳以降の働き方」準備の中に、冒頭の岸さんの講演にあったような「社会保障・税金」のことも
含めて考えたほうが良いのではないでしょうか?
11月22日付のダイヤモンドオンラインに早稲田大学の野口悠紀雄さんが
「フリーランサー激増時代」に備え税制改革が急務だ」という記事を寄稿されていますので
独立後の税制に関心のある方は参考にしてください。
https://diamond.jp/articles/-/186295