2016年にサラリーマンを卒業して税務署に個人事業主の届け出をだしました。
その時にやったことの一つが「仕事用のパソコン」を買うことでした。
実際には仕事なんか無くて、このブログを書くくらいでしたけど。(笑)
それまで使っていたパソコンは某社のデスクトップでした.
某社はパソコンの機能は安定していたのですが、購入後の顧客サービスが不便で、
昔から聞きたいことがあっても電話がなかなか繋がらず、メールの返信も遅いということで
考えた末に「仕事用のパソコン」はアフターサービスが良好な別の会社で購入しました。
(残念ながら機能は若干不安定ですが)
さて「仕事用のパソコン」を購入してからしばらくして、某社のパソコンが壊れました。
実は某社のパソコンはWindows7だったのですが、僕がWindows10に勝手にアップグレードしていたのです。
それが突然インターネットに繋がらなくなりました。
製造元の某社に問い合わせると
「この機種は勝手にWindous10にアップグレードして問題が起こっても弊社は関知しない機種です。HPにも書いてあります」
という回答でした。
有料で初期化してWindows7を再インストールしても治るかどうか?という回答だったので放置しました。
あれから約一年たって、「仕事用のパソコン」で大体のことがカバーできる目途が立ったので
古いパソコンをまとめて断捨離することにしました。
探してみると使っていないパソコンは3台出てきました。
某社のデスクトップともう一台WindowsXP(2001年購入)、そして全く別の会社のWindows7(無料で貰ったPC)でした。
僕は全く知らなかったのですが、Windows8以降はプログラムに「初期化」項目が含まれていますが、
それ以前のOSは個別に「初期化」しなければなりません。
それも機種などによってやり方が異なるようです。
まず某社のデスクトップから「初期化」を試みました。
既にWindows10にアップグレードされているのでプログラムから初期化を試みました。
一回目は「個人ファイルの初期化が不完全なのでもう一度やってください」
とのポップが出たのでもう一度やりました。
これって時間がかかるんですよね。
二回目も同じポップがでましたが、どうやらデータは無くなったようなので
完了と考えました。
次は全く別会社のパソコンです。
これもHPに書いてあるWindows7の初期化方法をやってみましたがダメでした。
仕方ないので製造会社にメールで照会すると、日曜日なのにすぐに確認事項の返事が返ってきました。
そこで分かったことは,僕のパソコンは2016年8月末で修理も相談も受付停止になった機種でした。
でも製造会社のサービス担当の方からは
「お困りのようなので、できる限り対応いたします」というメールを受け取りました。
困っている時にこの言葉は嬉しかったですね。
翌日には通常以外の二通りの「初期化」方法を教えてくれて、お陰様でそのうちの一つが当てはまって、
どうやら「初期化」できたようです。
最後は某社のWindowsXPです。
Q&Aを探してその通りにやってみましたが、全く効果ありませんでした。
HPには「わからなければ電話で照会してください」と書いてありますが、
過去の例では電話すると下手すると午前中や午後一杯が電話待ちでつぶれるので、メール照会を探してメールしました。
2日して帰ってきた回答は
「WindowsXPはメーカーのサポートが終わっているので弊社ではなにもできません」でした。
そこで、仕方がないので、バイト先のITマネージャーに聞いてみました。
彼はかつて米軍でITを担当していたので、このようなパソコン処理は何度もやったことがあるようですが、
WindowsXPのhome editionの初期化は厄介だそうです。
「17年前に買ったパソコンを何でまだ持っているんだ!?」と本気で呆れられました。
確かにITの世界では17年前は「有史以前」のようなものでしょうね(笑)
帰宅してから彼から教わった方法で試してもダメだったので、あとは最後の手段くらいでしょうか?
今回のことでいろいろ考えました。
「パソコンの中のデジタルデータの処分は難しい」ことを再認識しました。
パスワードなどがわかっている自分がやっても、パソコンの初期化は大変でした。(1台残っていますが)
もしもOSが変わるごとにパソコンを買い替える人がいたならば、(メーカーの戦略ですが)
データを移行してから順番に処分していかないと後になるほど大変になりますね。
本人にもしものことがあった場合に、家族がIDやパスワードがすぐにわかるようになっているかときかれれば(?)ですね。
それに家族が「初期化」プログラムのことを知っていて上手く処理できるかも疑問です。
パソコンは「ボケ」や「物忘れ」の対策になるし、上手く使えば「孤独」防止の道具にもなると思うのですが、
「便利さ」の裏には大きな「不確実さ」が潜んでいるのですね。