4月8日、奈良県の二上山から和歌山県の紀見峠までトレイルラン用のポールの練習をしてきました。
この日は大阪府山岳連盟が主催する「チャレンジ登山」が開催されていて「登山」の部で参加しました。
「マラソン」の部もあって、ラン友さんたちはそちらに参加した人が多かったようです。
事前にネットでシナノ(メーカーです)のサポートアスリート小川壮太さんの動画を見つけたので、
何度も見て動きを理解してから大会に出場しました。
小川さんの説明で頭に残ったのは、平地での「歩くのと同じ腕振り」と「骨盤を使ってのパワーウオーク」でした。
ポールの長さの調節とどのように動かすかは最初の第一歩ですが、ポールを買った店で店員さんに聞いてもよくわかりませんでした。
ポール自体は軽いといってもそこそこの重さがあるので、長時間振っていると腕と肩が疲れてしまいます。
次はパワーウオークです。
骨盤を動かすということは、その前段階に肩甲骨が動く必要があります。
僕はコーチから肩甲骨が固いと言われているので、パワーウオークを実践することで力が上手く伝わるかもしれないと思って練習しました。
(葛城山からの風景です)
トレランポールが役に立ったのは「上り」です。
ダイヤモンドトレイルは階段が多いのですが、身体を持ち上げるのにポールが有効でした。
足の運びに合わせて1本ずつポールを突くやり方と、ダブルポールといって2本を一度に突くやり方がありますが、
緩斜面では1本、急斜面では2本が有効でした。
(水越峠から金剛山への登りです)
逆に「下り」は苦労しました。
葛城山から水越峠への下りは段差がバラバラで急な下り坂でした。
ポールを10センチ伸ばして下りましたが、なかなか進みません。
途中で狭い下りを走って抜いていくランナーや、石畳で滑りやすい下り(ランは禁止)を走っていくランナーがいました。
怪我は自己責任だというのでしょうけれど、他の人を巻き込んだら事故によっては「ゴメン」では済まないし、大会関係者にも迷惑をかけてしまいます。
給水ボトルだけで先を急ぐランナーに「マナー軽視」が多かった印象でした。
多くのランナーは、僕が抜きやすいようにポールを手元に引き寄せると、
「あっ、ありがとうございます」と感謝の声を掛けていったし、話しかけると笑顔で答えてくれました。
登山者として歩いていると、トレイルランナーがどのように見られているか、どんなふうに感じられるかが良く分かりますね。
(金剛山中です)
金剛山を超えて紀見峠までは下りが中心でした。
ゆるい下りの対策として、ポールを持って少し走って見ました。
周囲の迷惑になってはいけないので、人が少なくなってから走ったのですが、
モノを手に持っているとあまりスピードが出ませんね。
平地や下りが続いて走れるトレイルとわかっていたら、リュックに収納してランに切り替えたほうがよさそうです。
問題は、ポールを使うことを想定して買ったリュックではないので、収納に手間がかかることです。
僕の手際が悪いのかもしれませんが(笑)
(金剛山から行者杉へ向かう途中です)
いつもの大会では誰かと出会い、知らない人とも一緒に話すのですが、今回は殆どの時間は一人旅でした。
寒かったけど、山の自然を味わいながら8時間近くを歩いて過ごせたのは楽しい体験でした。
Garminの記録は下記(公式距離は36キロです)
33.5k 7:55:21 2522カロリー 累積高度2522メートル
平均心拍122 (最高154)