フルマラソンは数時間にわたり、両手と両足を一定のリズムで前後に出す、ある意味単純な運動です。
時間もウルトラマラソンやトレイルランに比べて短く、コースの変化も比較的乏しいので、「遊び」の要素が少ない競技です。
記録を見れば歴然ですが、もともと僕は速いランナーでも精神力や体力があるわけでもない、
普通のオジサンランナーです。
「遊び」が無くて、ずっと同じ動作を続けるマラソンでは、持久力が不足している僕は、30キロを過ぎるとガクッと減速してしまいます。
手元にある完走証を見ると、1997年の淀川市民マラソン第一回大会(43歳)から2011年の第15回大会(57歳)までほとんど毎年走っていました。
この機会に時系列で振り返ってみたいと思います。
年 年齢 大会名 タイム 出来事
20年超に渡るタイムの変化を見ると、4時間切りのいいところまで行っては
転勤、転職、介護でタイムが落ちていますね。
介護と転職が重なった7~8年間は、すっかり「5時間ランナー」です。笑
もともとスピードも体力も無いので、その時の環境が与える影響は大きいことが分かります。
上記のほかに、淀川を含めて、京都、神戸、奈良,木津川などを、合計36回走りましたが、タイムは4時間半くらいが多かったと思います。
速いランナーでもないのに、これだけ長く続いているのは、走るのが好きだということなのでしょうね。
学生時代は、長距離を走ることが大嫌いだったのに、おかしなものです。
走っていると、転職や介護で苦しいことを忘れるし、体力がついた気になって、辛いことを乗り越える自信にもなりました
しかし、マラソンも30回を過ぎると変化が欲しくなります。
2012年にトレイルランを始めたことが転機になりました。
職場での業績も上向きになり、介護もそれなりに安定してきて、精神的な余裕ができたのか、42.195キロを超えるウルトラマラソンや山を走るトレイルランニングの大会にも挑戦するようになりました。
クロストレーニングとしてジムでマシンを使った筋トレやプールで泳いでいます。
いったい、何歳くらいまで運動ができるのかなと自問自答しながら走っています。
最近は同級生の訃報も聞くようになりました。年を取って身体が老化しているのは事実です。
年齢と戦うのではなく、老化の波を緩やかに乗り越えて良ければいいなあ、と願っています。