長年の友人が趣味の篆刻で日本書芸院賞を受賞したと聞いて、天王寺公園内にある大阪市立美術館で展示中の全関西美術展に行ってきました。
大阪市立美術館は、新世界や通天閣に面していて、天王寺動物園方向に大きく開けた入り口があります。僕は子供のころから、この風景が大好きで、よく遊びに来ました。
この風景は基本的に変わりませんが、公園の入り口から新世界方面に抜ける道はとても変わりました。
公園の入り口には多くの店が建てられています。
フットサルコートが3面あって、サッカーショップもあるようです。ペットショップやドッグランの場所までありました。
かつてはブルーシートが一杯で、昼からおじさんやおばさんたちが大音量でカラオケに興じていた面影は全く無くなりました。
本来の市民の憩いの場になったようです。
美術展は「書」「洋画」「日本画」「工芸」「彫刻」などに分かれていました。
「書」はほとんど読めなくて、篆刻の文章もよくわかりませんでした。
こっそり写真を撮りましたが。
絵画はほとんどが抽象画的な感じでした。
明治のころの絵画も展示してあり、これは写実的でわかりやすかったのですが、現代の絵画は、対象物は何かというよりも「イメージ」や「空気感」を伝えることに主眼をおいているように感じました。
感性がどんどん遅れていきますね。笑