• 定年男子のランとマネー

3月19日、奈良県の二上山と大和葛城山を、ラン友のダイゴさんと往復してきました。

日本列島が、暖気から、突然爆弾低気圧に襲われて、東京で雪が降るかもと言われていたのは知っていたのですが、まさか3月後半に、低山の二上山が雪化粧するとは想定外でした 苦笑

午前9時前に、二上山山麓の道の駅に車を止めると、山は真っ白。

山装備に着替えてから、登山口である祐泉寺を目指しました。

途中で山を見上げると、真っ白な雪化粧。

その後、山に向かうほどに、雪が深まる感じでした。

祐泉寺からダイヤモンドトレイル入口を目指しましたが、山は一面の雪。

木の根や階段も雪に埋もれて、よく見て歩かないと、滑って転倒しそうでした。

木々の枝は、積雪をいっぱいに受けて、たわわにしなっていました。

祐泉寺からダイヤモンドトレイルに入ると、竹ノ内峠に降りる急斜面が、雪で滑って危ないので、手を使って木を掴み、地面に手を突きながら、滑り落ちないように注意しながら降りていきました。

おかげで手袋は水浸し。苦笑

竹ノ内峠から平石峠を越えると、東京から来たというトレイルランナーが追い付いてきました。

「初めてダイトレに来ました。紀見峠まで行く予定です」

「3月に、雪がこんなに積もるのは珍しいので、よい記念になるけど、葛城山から水越峠に

降りるときは、浮石が多いので気を付けてください」

東京ランナーさんは、頷いて、走って行きました。

そのあと、先行する女性2人の登山者を追い抜きましたが、会ったのはこの3人くらい。

(この二人には、帰り道でも会いました 笑)

雪の上に残った足跡も3人分くらいしかありません。

平日の、こんなに雪深い日に、ダイトレに来ようかという人は、かなり変わった人なのでしょうね 笑

このような大雪を予想していなかったので、我々の装備は、トレランシューズに普通の靴下と手袋。

本当は、登山靴、ゲーター、アイゼンが必要なレベルの山の状態でしたが、もって来てないものは仕方ない。

既に、靴の中に雪や水が入りぐちゃぐちゃ。

手袋は、夏用の物だったので、濡れてしまって、かえって冷えるので外しました。

積雪は5センチくらいでしたが、うかつに雪だまりに足を突っ込むと、ひざ下まで埋まるので

前を行った人の足跡をなぞるように歩きました。

困ったのは、中途半端に雪で覆われた木の根や階段の場所がよくわからずに、木の根に乗って滑ったり、階段と知らず踏み抜いたりなどがあったことですね。

急い歩いて、木の根に引っ掛かって捻挫や転倒しても困るので、慎重に歩きました。

もう少し、グリップの効いたシューズにすればよかったなあ。

歩いていると、雪の重みに耐えられなくなった木が山道を塞いでいました。

雪があまりに重いので枝がお辞儀をするのですが、道を塞いでいるので、何とか木の下をかいくぐって歩くことが続きました。

時折、高い木の枝に溜まった雪が落ちてきて、我々の頭を直撃します。

ダイゴさんが、時々「痛っ!」とか「冷た!」と叫んでいました。笑

しかし、ダイゴさんはこの状況が楽しいらしく、雪が当たるたびに、何度も嬉しそうに笑っていました。

どうやら、私と違って、ウインタースポーツがお好きなようです。

私のザックやレインウェアに雪が付いて、後ろを行くダイゴさんが、何度も払ってくれました。

靴は水浸しですが、靴紐に雪がまとわりついて、白団子のようになり、その重さ(?)で

なんども靴紐がほどけましたね。笑

こんな具合に苦労して葛城山に到着。

白樺食堂は、定休日で閉店しており、温かいうどんを食べる夢は破れました 笑

ずっと雪やみぞれが降っていて、風も冷たくて、かなり寒かったので、行動食のパンを

急いで食べて、トイレを済ませてから、すぐに二上山目指して引き返しました。

ダイヤモンドトレイルは、二上山から葛城山が登りなので、逆コースは下りが主体です。

通常は、階段を走り降りるので、戻りのほうが速いのですが、これだけ雪が積もって

冷えていていると踏まれて溶けた雪が再度凍ってしまい、木の階段を急いで降りると、滑落する危険があります。

したがって、一段一段を注意しながら降りるのですが、こんなことをしていたら、時間がかかって仕方ないので、多少の下りで、走れるところは、雪の上を走りました。

想定外のスノーランです。

といっても、左は山、右は崖。

滑って、誤って滑落すると、後が大変なので、ラン二ングのスピードは小走り程度 笑

岩橋山の手前のV字階段を、休みながら登り切り、平石峠を越えて、竹ノ内峠でトイレを済ませて、コンクリートの坂道を「岩屋」目指して登りだしました。

この坂道は久しぶりでしたが、雪道を踏破してきた脚には酷く堪えて、休み休み登りました。

あ~しんどかった!

岩屋から祐泉寺に向かって、天候の回復により雪が溶けてきて、泥でぐちゃぐちゃになった道を、

滑って転倒しないよう気を付けながら、降りていきました。

漸く道の駅について、早速、ずぶ濡れになったトレランシューズを脱いで、靴下を履き替えて、人心地。

近くのお風呂に行って、温泉に浸かると、ずっと手袋を外して冷え切っていた手が、

ピリピリとした痛みを伴って、徐々に感覚が戻ってきました。

お風呂で暖まって、生き返った気分になったところで、お昼に食べられなかったうどん屋さんに行って夕食。

美味しかった!

ダイゴさんの車で、自宅まで送ってもらって、一日が終了しました。

本日の目的は、5月に出場予定のKobo Trailに向けたトレーニングでしたが、

もう少し体力をつける必要があるなという感じでしたね。

ダイゴさん、本日は大変お世話になり、ありがとうございました。

とても良いトレーニングになりました。


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