• 定年男子のランとマネー

2024年の締めくくりは、日光東照宮と2つの温泉を巡る旅。

今年は転居をはじめ、いろいろとせわしなかったので、この2泊3日の旅行の間は、極力

何もせず、何も考えず過ごそうと決めていました。

パソコンはもっていかないので、スマホはできるだけ見ないで、デジタルデトックスを

心がけました。

日光東照宮は、2017年7月に開催された、第1回日光ウルトラマラソン60キロの部に

参加した翌日に、地元のラン友ナベスミさんに案内してもらって以来です。

今回は、妻が日光東照宮を見てみたいということで、年末の温泉巡りを兼ねて2回目の

参拝となりました。

<一日目>

午前7時20分に新大阪駅「動輪」前に集合。ツアー人数は22名。

奈良に住んでいたら、早朝に出なければなりませんが、大阪市内に転居したので

だいぶ楽になりました。

新大阪駅から、「こだま」で名古屋駅、名古屋から松本までは「特急しなの」で移動。

松本駅からの移動は、3日間ともすべてバスです。

自分で運転するわけではないので、横見して景色を楽しむことや、居眠りもできます。

高齢者には「楽ちんツアー旅」がお勧めですね 笑

車窓からは、遠くに冠雪した山並みが見えました。

日本アルプスかな?

最初の目的地は「足利フラワーパーク」

日本三大イルミネーションの一つとのこと。

バスが到着したのは、午後4時半ごろ。

まだ明るくて、イルミネーション無し。

園内を一周しているときに、少しイルミネーション開始。

ぐるっと回ってきても、午後5時前。

二周目を回ると、少し暗くなって、イルミネーションらしさが。

三周目になって、ようやくイルミネーションの効果が出たところで、午後5時半のバスの

発車時間となりました 笑

園内は、若いカップルが多かったですね。

家族連れもいましたが、それよりも各国の若い男女や女性連れが目に付きました。

園内のショップには、かわいいグッズや、いろいろな食べ物を売っていましたが、

我々は宿泊先で夕食が待っているので、美味しそうな匂いだけ嗅いで出発しました。

ホテルは、鬼怒川温泉の老舗旅館。

由緒あるホテルらしいのですが、設備がやや古い感じでした。

部屋にWi-Fiが無いので、不便でした。

デジタルデトックスにはちょうど良かったのですが。

楽しみにしていたお風呂は、温めの湯でした。

ところが「コロナ対策」ということで、換気をしている時間帯に当たったらしく、大寒波が

襲ってきている外気を十分に取り入れて、大浴場がえらく寒いのと、外気との温度差で湯気がたちこめて、視界が真っ白で何も見えない状態でした。(あやうく階段を踏み外しそうになりました)

私は、寒さのあまり、サウナに飛び込んで汗を出しましたが、妻は寒くて湯船から出ることが出来なくて、「風邪をひくかも!」と思ったそうです。

今年は何回か西日本の温泉に行きましたが、このような感染対策は経験したことが

無かったので、もしかしたら関東から北は、まだまだコロナ対策を厳格に実行しているのでしょうか?

「コロナは防げても、インフルエンザになったら、どないしてくれるねん!」笑

<2日目>

翌朝は温泉周りを少し散歩。

遠くの山が雪化粧をしているのを見てから、かなり寒かったので、そそくさと朝食に向かいました。

さて、今日はメインイベントの「日光東照宮」です。

バスで到着したのは、輪王寺。

ここでガイドさんから、徳川家康と東照宮に関わる様々な話を聞きました。

少し前まで奈良の田舎に住んでいて、近くに法隆寺があり、ランニングで山の辺の道や

明日香村を走っていた感覚からすると、輪王寺や東照宮にまつわる仏教や家康などの逸話は、細部までくっきりというか、最近起こったことのような印象がありますね。

仏を取り巻く壮大な規模の話を、微細に語ってくれているような気がしました。

その話に動かされて、国家や個人が寺院などに巨額の寄進を行い、想像の話をお堂や仏像などの形で現実化・具体化しているなら、宗教の力はすごいなあと思います。

私が信心深くないので、そんな気がしたのかもしれません。

少し以前に、テレビ番組「博士ちゃん!」で日光東照宮特集をやっていたのを思い出しながら、ガイドさんの話を聞きましたが、いろいろと由緒や決まりがあって、覚えるのが大変そうで、自分がしきたり等を守るとなると、若干窮屈な気がしました。

「東照宮」の文字は、徳川慶喜将軍を守った渋沢栄一の書ということです。

大河ドラマは身近ですね 笑

山門を入って、陽明門を見て、三猿の話を聞き、本堂でお祓いをしてもらい「鳴き龍」を見てから自由行動です。

輪王寺で御朱印を買って、東照宮で陽明香守りを買ったのですが、お寺や神社の方の話を聞いていると、何をするにもお金が必要で、どんどん財布からお金が逃げていく感じがしますね。苦笑

お勧め上手の話し方で、さすが、商売上手!

自由時間に家康公のお墓に行って、二荒山神社を覗き、バスに戻りました。

日光は、「湯葉」が有名とのことで、昼食は「ゆばご飯」

ほとんど運動していないのに、食事の量が多くて、おこわは残しました。苦笑

旅行中は、バスの車内が多くて動いていないのに、食べ過ぎますねー。

自宅に帰ったら、走らねば!!

昼食後は、「華厳の滝」へ。

その昔、藤村操という学生が、「人生不可解なり」という言葉を残して、華厳の滝に投身自殺したのですが、現在は滝の周辺に、そのような痕跡は見つけられませんでした。

(西暦1903年のことです)

バスの駐車場から、100メートル下まで高速エレベーターで下って、近くで滝を見ました。

男体山と中禅寺湖の近くで、風が強くて寒いので、ところどころに雪が積もっていました。

水量は多くなかったようですが、迫力ありましたね。

和歌山県の那智の滝のほうが高低差はあるようですが、華厳の滝は上からも眺められるので、いろいろな角度から見ることができました。

駐車場では、ナベスミさんから勧められた(と記憶していますが)手焼きせんべいを買って

7年前を思い出しながら、妻と食べました。

美味しかったですね。

華厳の滝のあとは、草津温泉です。

ここのお湯は、神経痛に効くということで、期待が高まりました。

バスが付いたのが、午後5時過ぎで、急げば夕食の午後7時半までに「湯畑」巡りができる

とのことでしたが、雪が積もって寒そうだったので、我々夫婦は、ゆっくりとホテルの

お風呂を楽しむことにしました。

私は、ひたすらお湯に浸かって、座骨神経痛快癒を祈願 笑

お風呂では、前日のような換気も無くて暖かく、しかも宿泊客は湯畑巡りに出かけたようで、大浴場・

露天風呂ともガラガラでした。

大きな湯船は40℃、あつめの湯船は43℃。

40℃で身体を慣らしてから、43℃に入りましたが、入って静止。

動くと熱くて、すぐに出たくなりますね 笑

湯畑巡りのお湯は、45℃くらいあるそうで、行かなくてよかった 笑

夕食はバイキングで、食後はテレビを見ながらバタンキュー。

スマホは、充電だけで、ほとんど触らず。

(ちなみに草津のホテルはWiFi完備)

<3日目>

最終日は。善光寺。

長野県―栃木県―群馬県―長野県をバスでめぐる旅も、本日が最終日。

前夜にかなり雪が降って、ホテルの周囲は雪だらけでした。

善光寺に向かう途中も雪道で、「自分で運転していたら、怖いだろうなあ」と思いながら

うとうとと眠っていました 苦笑

善光寺でガイドさんから、「善光寺は、坊さんでも国家でもなく、本田善光という個人が作った珍しいお寺」という話から始まって、「牛にひかれて善光寺詣り」の由来など、種々の逸話を聞きましたが、ご利益の有る何かをするたびにお金がかかるという印象で、さすがに

こちらも商売上手。

私は「西国三十三か所」の朱印帳を持参していたので、空いたページに善光寺の御朱印を

記帳していただきました。

既に三十三か所と番外寺院の御朱印は記帳済なので、これで空きページ無しのコンプリートです 笑

自由時間に名物「おやき」を食べながら、妻と参道をうろつきました。

ここでも外国からの観光客が(多分)半分くらいいましたね。

日本人は、おそらく除夜の鐘が鳴るころから、大挙して押し寄せるような気がします。笑

バスに戻って、昼食の「すき焼き」を食べて、お店で売っていたりんごを2つ買ってから、一路

松本駅に向けて出発しました。

松本駅から、特急しなの、名古屋から新幹線ひかりを乗り継いで、午後7時半に無事に新大阪で解散。

我々は、そのままJR経由で帰宅しました。

引越しの効用で、短時間で帰宅できたので、荷物を整理して、洗濯を終わって、その日のうちに全部の片づけが終わりました。

今回の旅行の副産物は、車中も含めて、よく寝たこと。

ほとんどデジタル機器を使わなかったので、目が疲れず、頭が軽くなった気がすること。

自分が、3日間、何も考えずボーっとすることができることがわかったこと。

たまには、こういう旅が必要ですね。

味を占めたので、来年のどこかで企画します。笑

みなさん、今年も大変お世話になり、ありがとうございました。

来年もよろしくお願い致します。

よいお年をお迎えください。


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