• 定年男子のランとマネー

11月18日、引っ越しを控えたラン友さんと、奈良県の柳生街道を走ってきました。

午前9時前に、近鉄奈良駅の「せんとくん」人形前に集合、9時19分発のバスに乗って、まずは柳生の里へ。

先に柳生の里へ向かった理由は2つ。

1つは、奈良市から柳生の里までは、初めの10キロがずっと登りなので、

ランを楽しむならば、逆コースの下り基調を選択。

もう1つの理由は、バスが2時間に一本なので、走って柳生の里に向かい、

予定していたバスに乗り遅れると、柳生で2時間の時間つぶしをせねばならないこと。

こんな説明をしながら、バスに揺られて40分。

午前10時に柳生の里につきました。

ラン友さんは、来年1月に遠隔地に引っ越すので、こちらにいるうちにと思って

お誘いしたのですが、バスの中で、今回なぜ柳生の里を選んだかを聞いて驚きました。

ラン友さんは、高校生のころ剣道部に所属して、毎年の合宿は柳生新陰流の正木坂道場で

行っていたそうです。

はからずも柳生流女剣士と柳生の里を訪れる旅になりました 笑

柳生バス停で降りて、正木坂道場へ行く前に、道場近くの一刀石を見に行きました。

当時は、合宿の練習で疲れて、見たことがなかったとのことで、数十年ぶりに

刀を構えて、見事に大石を両断してもらいました 笑

そのあとは、当時の記憶を頼りに道場を探しましたがわかりません。

最終的にグーグルマップの指示に従って歩いたら、ぐるぐる回らされて

結局一刀石のすぐ近くにありました 笑

正木坂道場から、山道を下りて、柳生街道へ入りました。

柳生の里から奈良市までは、アップダウンがあって、累積標高は500メートルくらいです。

トレイルランというよりは「里山ラン」ですね。

当日は、神戸マラソンの翌日で、暑かったマラソン日から急に寒くなった日でした。

それでも16~7度はあったので、絶好のトレラン日和になりました。

「私って持ってるねー」と彼女は自慢げに言ってました 笑

近鉄電車が発行するマップによれば、柳生街道のうち、柳生から忍辱山円成寺までが、「剣豪の道」、円成寺から春日大社あたりまでが「滝坂の道」と呼ぶそうです。

柳生から円成寺までが基本的に登り、円成寺から奈良市までが下りです。

道は、標識もあって、比較的整備されているのですが、古道だけあって

ところどころ石畳や苔むした石も転がっているので、ランニングシューズよりは

トレランシューズがおススメです。

疱瘡地蔵、お藤の井戸、南明寺など柳生家ゆかりの地を通り過ぎながら

山口神社までやってきました。

時刻は午後1時前。

お腹も減ってきたので、持参の昼食にしました。

飲料の自販機はところどころあるのですが、食事をするところがほとんど

見当たらないので食事は持参が無難です。

山口神社から大柳生を経て円成寺に向かいます。

途中でたくさん柿が成っていました。

円成寺につくと、ラン友さんが,早速珍しい自販機を見つけていました。

円成寺は、国宝の運慶作大日如来像があるので、中に入って500円払って拝観。

庭も美しく、今シーズン初めての紅葉を楽しみましたね。

ここから下りのトレイルを気持ちよくラン!

途中で、外国人カップルが何組か歩いていました。

そのうちの若い一組に声をかけると、「米国オハイオ州から来た」とのこと。

「大統領選挙は誰に入れた?」

「残念ながら、共和党!」との返事。

トランプに入れるのは、恥ずかしいのかな?と思いながら

「一緒に走ろうぜ!」というとついてきました。

若草山へ行く道と、石仏へ行く道の分岐点まで来て、

ラン友さんには日本語、カップルには英語で説明すると

ラン友さんは石仏、カップルは若草山に分かれました。

1キロほど走って石仏への入り口に到着。

500メートルくらい山を登って、ようやく石仏を拝観。

そこから、先程の分岐点に戻って、更に若草山にゴー。

途中で先程のカップルに追いついて、何をしているのかを聞いたら

「滝を探している」

「滝?こんなところ滝があったっけ?」

「鶯の滝があるみたい」とラン友さん。

カップルに教えてあげて、引き続き下り道をランニング。

若草山についたら、風は強いけど、山頂からの景色は絶景!

こんなに綺麗に見える奈良市内は初めてでした。

若草山を走り下りて、東大寺へ。

大仏様に頭を下げて、鹿に愛想を振りまきながら、一路近鉄奈良駅へ。

結局26キロ歩き走りました 笑 

累積では、960メートル程度登って、1100メートルくらい下ってますね。

ラン友さんが、「喉乾いたから乾杯したい」というので

近くの王将へ寄って、ビール一杯と餃子を食べて終了。

そのまま家路につきました。

どうやら「村岡ダブルフルマラソン」に参加すれば、

また会えるようなので、日程が合えば、来年は66キロのコースに

参加したいと思います。


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