10月19日、奈良県橿原文化会館に大江加代さんをお迎えして、大和八木SGセミナーを
開催しました。
大江加代さんは、今年1月1日に亡くなった大江英樹さんの奥様です。
大江英樹さんは、この4~5年にわたり、毎年1月に大和八木SGのセミナーに講師として
来阪され、毎回、新鮮で興味深いお話を聞かせていただきました。
今年の1月も来ていただく予定で、日程まで決めていたのですが、突然のご逝去となり、
SGメンバーも地元のセミナー参加者も残念な思いでいました。
奥様の加代さんは、そうした我々の思いを汲んで、ご自身の経験をもとに、医療・介護・
葬儀・相続などをセミナーのテーマにすることを提案していただきました。
ご主人と過ごした最後の時間を、できる範囲で、我々大江ファンに伝えたいとの彼女の思いからです。
セミナーは、奈良県の開催でしたが、いつものセミナー参加者に加えて、大江さんにゆかりのある方々が、大阪・兵庫・京都など遠方から参加してくれました。
加代さんも、「起業以来の知り合いの方々とあえて、来てよかった」と言っていました。
懇親会も大いに盛り上がって、加代さんは、危うく帰る時間を忘れるところでした 笑
テーマを決めるときに、私は、ご主人が亡くなって時間がたっていないのに、このテーマで講演をして、加代さんの気持ちは大丈夫かなと心配したのですが、
加代さんは「夫は、実例に基づいた話を、皆さんに伝えに行きなさいと、必ず言うでしょう。だから、私はこのテーマで話に行きます」と言っていました。
実際の講演では、話しながら、時折、感情がこみ上げることもあった様子でしたが、最後までしっかりと医療・介護・葬儀の手続きと注意点、それから実際の費用まで、かなり踏み込んで話していただきました。
私が最も心に残ったのは、娘さんたちが、父親と加代さんの闘病と介護の様子を見て、
「加代ちゃんも お父さんも 誰も悪くない」と言ってくれて、その言葉で前を向けたと
加代さんが語った場面です。
私個人は、仕事でご葬儀に参列できず、大江英樹さんとのお別れが出来ていない気持ちを
ずっと引きずっていたのですが、罹患から回復、再発から逝去に至るお話を、加代さんの口からお聞きして、ようやく大江さんとのお別れが出来た気分です。
加代さんは、大江さんと井戸美枝さんの「定年男子・定年女子セミナー」が、私が定年退職後に独立開業して、今のような仕事をする契機だったことをご存じだったので、懇親会が終わって大和八木駅までお送りしたときに、改めて背中を押してもらったことへのお礼を申し上げました。
(加代さんは、このセミナーで受付をされていて、その時が私との初対面でした)
ご主人を亡くされたうえに、ご自身の仕事も超多忙の中、わざわざ奈良県まで、我々に会うためにお出でいただいた加代さんに、心から感謝申し上げます。