奈良県の郊外から大阪市内に住み替えて、驚いたことが2つあります。
一つは、自宅付近の公園を初めてとして、あちらこちらでタバコを吸っている人が多いこと。
自宅を出てオフィスに行くときに、必ず数名が公園内で立って喫煙しています。
公園の花壇には「禁煙」と書いてあるのですが、花壇の端に腰かけて喫煙している人もいます 苦笑
吸っているたばこは普通の紙巻きたばこもあれば、電子タバコもありますが、私はたばこの臭いが大嫌いなので、この人たちを避けて公園の外を歩いて駅に向かいます。
そして、通勤の途中に、線路わきの狭い路地があるのですが、ここでも決まって何人かが
立ち止まって煙草を吸っています。
中には、歩きたばこをしながら、駅に向かっている人もいます。
大都会では普通の光景なのかもしれませんし、私の居住地だけかもしれないのですが、
受動喫煙ということもあるし、私が住んでいるマンションには、小さなお子さんも多いので、止めてくれよと思いますね。
次は、現金払いの機会が多いことです。
友人と食事に行って、割り勘にするときなどは別にして、以前は現金で支払う機会は
ほとんどありませんでした。
大阪市は大都会なので、キャッシュレス化が進んでいるだろうと思っていましたが、意外でしたね。
おそらく郊外では店舗の大型化やチェーン化が進んでいて、端末などへの投資も含めて
キャッシュレス化への対応ができているけれど、大阪市内では、普段行く小さなお店では、
規模の経済が働きにくくて、現金の需要が大きいのでしょうね。
先日、自宅近くのケーキ屋さんにいって、タルトを買ったのですが、
妻が「タッチ決済はできますか?」と聞いたら、「VISAのタッチ決済ならできます」とのこと。
妻は早速スマホを取り出して、相手のスマホにくっつけて、支払いを済ませていました。
VISAのタッチ決済は、スマホアプリで導入が可能なので、お店にとって端末への投資が
不要になるので、導入がしやすいのでしょうね。
できればVISAカードに支払う手数料が、もっと安くなれば、もっと広まると思いますけど。
かつて銀行に勤務していたころに、クレジットカード会社は外国籍ばかりなので、国産カード会社を造ろうということでJCBができたと聞きました。
あれから相当の年月が経過しましたが、強いのはVISA,MASTER,AMEXというところで、
JCBの名前はなかなか出てきませんね。
スペイン勤務していたころに、JCBの海外担当役員の方が来られて、クレカのPaying
Agentになるような銀行を紹介してほしいということで、スペインの7大銀行の一つを
紹介したことがありました。
その時の提携は上手くいったと記憶していますが、繫栄しているとは聞かないので、
彼我の事情もあって、発展するのは難しかったのかもしれません。
クレジットカードの決済手数料率を自国で決めることができればよいのですが、
既存の決済ネットワークは国際的な大手企業(米国企業)に押さえられているので、
日本としての優位性を奪取しようとすれば、既存の銀行決済システムを使わないネットワークで頑張るしかないかもしれません。
ところが、日本の金融当局は、例えばブロックチェインを使った決済システムなどへの
決裁システムの許認可に慎重過ぎるような感じがします。
(もしかしたら、開発する日本企業の方にも課題があるのかもしれませんが)
日銀がデジタル円を採用すれば、少しは変わるのでしょうけれど、今の時点で新札を発行するくらいだから、緊急性は無いと思っているのでしょうね。
コロナ禍の時に分かったことの一つに、キャッシュレスなどの決済システムで、
日本は大きく世界のトレンドから大きく遅れていることが、一般の日本国民に明らかになったことがあります。
キャッシュレス化は急激に進んでいますが、インフラである決済システムも時代に合わせて、迅速に変わっていってほしいものです。
デジタル庁頑張れ 笑