縁があって、昨年夏に園田学園女子大学のシニアコースで、3回ほど授業をする機会が
ありました。
テーマは「米国の政治」
私は学者でもないし、専門に米国を勉強したこともないので(大学院修士課程の
論文テーマは、「スペインの民主化」)、当初はお断りしたのですが、「米国政治で知りたいことはありますか?」と聞かれて、「2大政党、分断、米中対立」と答えたら、「ではそれを
講義してください」と頼まれてしまったわけです 苦笑
引き受けたのは、一昨年の年末で、そこから昨年7月の講義開始まで、ひたすら勉強しましたね 笑
何しろ、みんなが知りたいことを、素人目線で話すといっても、それぞれのテーマを90分3回にわたって、少額とはいえ(すみません)講師料をもらって講義するわけですから
真剣な準備が必要です。
聞いたところでは、学生さんは、私と同世代か、年長の世代のようで、ちょうど放送大学で
いろいろなコースで何回も卒業する方たちと似ているイメージでした。
放送大学の同窓会で出会う人たちは、謙虚ですが、とにかくマニアックで、いろいろなことを深く探求し、よく考えて勉強していました。
これは大変だ!
充分に準備しないと、学生さんたちを落胆させることになる。
書物を読み込みことと共に、できるだけわかりやすい資料を作成することを、心がけました。
役に立ったのは、今年亡くなった、経済コラムニストの大江英樹さんから教えてもらった
資料の作り方、大江さんのセミナーで学んだ、わかりやすいセミナーのイメージなどですね。
大変助かりました。
そんなこんなで、昨年7月の暑い時期に、3回ほど大学に通って、汗だくになりながら
拙い講義をやりました。
私は、自分で多少投資もやるので、資産運用に必要な国際経済や、地政学的な話なども織り交ぜながら話をすると、わりに好評だったみたいで、今年度もやってくれという依頼が来ました。
こういう仕事がくると、不思議なもので、今年11月の米国大統領選挙のバイデン・トランプ情報、中国の政治経済情報等に敏感になりますね。
新聞を読み、ユーチューブでいろいろな人の話を聞きながら、自分の視点を固めて、授業の時は、どの情報に基づいて、どのように伝えたら、最も分かり易くて、伝わりやすいか?
等と考えている自分に気づきます。
正に、教えることは、学ぶことですね。
今年の講義は10月です。
ということは、大統領選挙の直前月なので、学生さんたちの関心も高いでしょう。
興味ある話ができれば、学生さんたちの満足度も上がるでしょうね。
せっかく授業料を払って、キャンパスまで足を運んで、90分聞いてもらうのだから、
なにかしら、満足できて面白く、かつ役に立つ情報を伝えることができればと思います。
5月ごろになったら、昨年作成した、かなりの量のパワーポイントを見直して、授業の構成を考えなおしてみる予定です。
昨年は90分3回だったのが、今年は90分4回になったので、新しい項目を追加しました。
新しい内容も含めて、基本資料は昨年中に作成済ですが、もう一度全体を見て、できればレベルを上げたいと考えています。
教えることは、学ぶこと。そして楽しいことでもありますね。