• 定年男子のランとマネー

今年初めに亡くなった、経済コラムニスト大江英樹さんの著書「賢いお金の減らし方」は、ビル・パーキンス著「Die With Zero(ゼロで死ぬ)」に触発されたと大江さんは言っていました。

もっとさかのぼれば、5~6年前に「投資の鉄人」セミナーに参加した時に、林望・岡本和久共著「お金の本質」のなかで林氏が言っている「減畜のすすめ」に非常な関心があると、

大江さんが同じくセミナーの講師だった岡本さんに話していました。

大江さんの、このような話を近くで聞いていて、自分自身を振り返れば、定年後生活10年が経過して、日々の生活も安定化し、使うお金の予測ができて、日常生活はほとんど収入の範囲内で収まる目途が立ったことに気づきました。

決して現役時代に蓄財に励んだわけではないのですが、多少の投資の成果と、不十分ながら夫婦共働きのおかげで、このまま人生を送っても不都合がないと感じる毎日でした。

しかしながら、現在の仕事である、海外金融機関の大阪への誘致事業をやっていて、世界から日本へのお金の流れを感じるとともに、今後のインフレを予想して、少し今後のことを

見直した方がよさそうだなと考えたのが昨年後半です。

ちょうど、前述の大江さんの著書が発刊され、オンラインセミナーにも参加して、自分の資産活用方法を考えているときに、年末にお金をテーマにしたラジオ番組に出る機会があって、来年の目標を聞かれたときに、思わず言った言葉が、このブログのタイトル「お金を使おう」でした。笑

しかし困ったのは、お金を使うといっても、これといって欲しいものはないし、妻や友達ともよく遊んでいて、思い出はいっぱいあるし、大江さんの勧める寄付は、東日本大震災の時に始めてから、少額

ながら継続しているので、ほかの方法で、どうお金を使おうか?と色々考えました。

周囲を見回すと、昨年8月に飼い猫エルが死んだあと、どうも家の空間が余っている感じがします。

また、1年間自治会長をやったことで、災害時の避難で支援が必要な方のご自宅を訪問すると、高齢の方々は、2階建ての広いご自宅で1階のリビングしか使っていない、2階には

何年も上がったことがない(もう上がることができない)という現実をたくさん見る機会がありました。

そんなこんなで、妻とも話し合って、夫婦の結論としては、元気で動ける間に便利なところに引っ越して、老後生活は、車のいらないコンパクトライフを送ろうということになりました。

正月中に考えをまとめて、今年に入って、家探しを始めました。

夫婦の希望は、二人の出身地である大阪市内。

それも、できればJR環状線沿い。

探してみると、いや~、お値段高いですねー!

いろいろと探し回って、なんとか条件の合うマンションを見つけたのですが、問題は広さ。

現在の自宅が、高齢夫婦には広すぎるから、多少狭くても便利なマンションを探したのはよいのですが、我々夫婦のお金で買えるのは、いまの自宅の半分以下の広さのマンションでした。

生活サイズを一挙に半分以下にする為に、2月から「断捨離大作戦」が始まりました。

42年間の夫婦生活で、溜まりに溜まった「思い出」の数々。

膨大なアルバム、スペインやアメリカから持ち帰った土産品、新居には入りきれない家具、洋服、4つの本箱と、さらにあふれ出しているたくさんの本など。

その中で、私が一番大変だったのはランニング関係品。

「足が何本あるの?」と聞かれるほど沢山のシューズ。(ランニング複数・トレラン複数・登山・サッカーなど)

「身体はいくつあるの?」と聞かれるほど沢山の、大会記念Tシャツ・ランニングパンツ・タイツ・レインウェア・ダウンジャケットなど沢山の衣類

そのほかに、トレランや登山用ザック複数、給水ボトル・ハイドレーション

数えたらキリがありません。

不動産にお金を使うのも大変ですねー

お金を使う前に、まず身を削って、所有物を捨てなければなりません。

現在は、断捨離大作戦の後半に入っています。

転居が4月末なので、これからラストスパートです。

残る大仕事は、自宅の売却。

手元のお金を、あらかた使ったので、自宅の売却資金が、これからの老後資金になります。

もしかして、ギャンブルかなー?

今更引き返せないので 笑

お友達の皆さん、上手く大阪市内に引っ越し出来たら、引き続き遊んでくださいませ。

宜しくお願いします!


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