11月14~15日に、社会人になって45周年を祝う同期会が、有馬温泉の「兵衛向陽閣」で行われました。
当日は、東西から17名ずつ、合計34名が集まって、久しぶりの再会と思い出話に花を咲かせました。
同期会の集合は午後3時半なのですが、せっかく仕事の休みを取ったので、早朝に家を出て
阪急芦屋川駅から、六甲山を超えて有馬温泉に向かうことにしました。
午前9時に芦屋川を出発。
高座の滝を目指しました。
六甲山は、自宅がある奈良からは遠いので、一人で来たことは無くて、いつも誰かと一緒に登っていました。
今回は、初めての一人登山です。
緊張するなあ 笑
平日登山でしたが、芦屋川駅から歩いていくと、ちらほらと同じく六甲山に登る人がいました。
比率的には、私のような定年退職した男性が多い感じです。
高座の滝からロックガーデンは、少し急な岩場の連続でした。
普段から股関節を柔らかくしておかないと、段差のある岩場で、えいやっと登れませんね。
六甲山にはイノシシがうようよいるのですが、うっかりと熊鈴を忘れたので、一人で歩くときは、独り言をいうか、下手な歌を歌って歩きました。
イノシシは怖いからね 笑
11月半ばの紅葉を期待して登ったのですが、残念ながら、山は緑。
ところどころ黄色くなっている程度でした。
ロックガーデンを過ぎて、風吹き岩に行く途中、何人かの登山者と挨拶しました。
ほぼ男性でしたが、70歳前後の人が多かった感じです。
神戸に住む人は、近くに六甲山があって、気軽に登れていいですね。
しかし六甲山で遭難する人もいるので、登山準備は十分にした方が良いです。
風吹き岩を過ぎて、いくつか川を渡ると雨傘峠に着きました。
以前に友達と来た時に、ここで家族連れのリュックがイノシシに奪われたのを目撃しました。
イノシシは、リュックの中の食糧が目当てですが、お母さんは、リュックの中のスマホと財布を無くしては一大事とオロオロしています。
一緒にいた友達が、逃げていくイノシシを追いかけて、リュックを取り戻してくれました。
食料は取られましたが、大切なスマホと財布が戻ったので、お母さんは一安心したみたいでした。
雨傘峠を過ぎて、七曲に入って、ジグザグの急な登りを過ぎると一軒茶屋です。
ここまで芦屋川から2時間40分。昼前に着きました。
ちょっと早すぎ 笑
ここからは、トイレ休憩のあと、持参のパンを食べ、一軒茶屋でコーヒーを一杯、
六甲山最高峰まで登って、写真を撮り、展望台で日向ぼっこ、などしましたが
1時間くらい過ごすのがやっと。
12時40分ごろに魚屋道を有馬温泉まで下ることにしました。
途中、過去の台風などで2か所ほど、う回路に遭遇しましたが、1時半過ぎに下山、
2時前には「兵衛向陽閣」に到着してしまいました。
さすがに誰も来ていなかったので、ロビーで座っていると、2時過ぎに東京組が2名到着。
そこからぞろぞろとやって来だして、受付開始の午後3時半には、すでに32名が到着 笑
年を取ると、せっかちになることを、全員が証明していましたね 笑
最後の到着者は午後3時50分ごろで、自分が最後と聞いてしきりに恐縮していました。
「いやいや、みんなが早すぎただけで、あなたは正常です 笑」
受付後は、各自部屋で休むか、散策するか、お風呂です。
日本最古の有馬の湯で、金泉銀泉にゆっくり疲れる機会は、そう多くはありません。
大浴場は、70歳に近いお爺さんの集団で満員 笑
前回は40周年だったので、ほとんどが5年ぶりの再会です。
ほとんどの人が現役を退いているので、みんなはのんびりした顔で、よもやま話にふけっていました。
午後5時20分に食事場所に集まって集合写真撮影。
この5年の間に亡くなった2名に黙祷をささげてから、気持ちを切り替えて3時間の宴会。
各自の近況報告の後は、一人が手品を披露。
2人が40年以上前の、昔のタレント(西条凡児と森進一)の物真似を披露し、最後は
どこかの大学の応援団長だった人が、エールを切って終わりました。
そこから飲み会部屋で、酒を飲みながら語り、寝て、
翌朝午前6時半から、恒例のラジオ体操 笑
朝食の後は、ゴルフ組と、お風呂に入るのんびり組に分かれて、三々五々解散しました。
集まって、酒を飲みながら話すだけの会ですが、70年近く生きてきたなかで、人生の最盛期に25~30年(人によってはもっと長く)一緒の職場で過ごした記憶は、身体の隅々まで沁みついているようで、いくら話しても話題は尽きません。
「身体を大事にして、5年後の50周年にまた会おう!」
健康を合言葉にして、無事の再会を祈りつつ、別れました。