8月12日、13日に、4人で“奈良県の軽井沢”洞川温泉に行ってきました。
集合は大和八木駅に午前10時。
既に肌に突き刺すような陽射しが照り付け、気温は軽く30度を突破。
暑さから逃れて、“奈良県の軽井沢”への期待が高まりました。
集合した4人は、公務員のマリコさん、証券セールスレディーのヒロミさん、保険の
スペシャリストのタカシさんと私。
マリコさんとタカシさんは、当日が初対面。
私とマリコさんも、会うのは2回目。
なんでこんな4人が、わざわざレンタカーを借りて旅行に行くかというと、実は4人の共通の知り合いで、この旅行に最も熱心だった“フィクサーX”氏が、2日前に突然こられなくなったからです。
フィクサーX氏の不参加で、旅行を中止するかの協議の結果、「行ってみよう!」ということになり、予定通りに決行することになりました。
レンタカーの手配と、運転手をかって出てくれた、タカシさんの運転で、4人は天川村の
入口にある旅館「你仙館」を目指してゴー!
橿原市の市内は、お盆と会って結構な混雑。
天川方面と吉野方面へ行く車が重なって、そこそこの渋滞でした。
そもそも、なぜ交通渋滞がひどいこの時期に、自動車旅行に行くかというと、
“フィクサーX”氏の予定がここしか空いていなかったからです 笑
“フィクサーX”氏からは、度重なるお詫びと、旅行の写真を送ってほしいというリクエストを受け取りました。
(私は運転席の後ろで景色を見ていただけですが)運転は(多分)順調で、助手席には
当日の昼食のアレンジをしてくれたマリコさん、マリコさんの後ろには、証券営業で毎日のように、
大阪や京都を車で走り回っているヒロミさんが、タカシさんと道路状況や道筋などの会話をしています。
タカシさんも、保険のFPとして、全国を愛車の赤いロードスターで走り回っている人なので、運転の素人の私は、車中でボーっとしているのがお役目です。笑
約2時間のドライブで「你仙館」に到着。
マリコさんがアレンジしてくれた昼食は、天川村でオーベルジュを開店予定のシェフの
砂山さんのフランス料理。
砂山さんは、フランスで10年修行された料理人で、最年少&最速でミシュランの星を取ったシェフ。奥様も近く天川村でジェラードのお店を開店予定。
今回は、砂山シェフの絶品料理と奥様の(未発表)ジェラードを、我々のために用意して
頂きました。
你仙館は、奥様のご実家ということで、座敷をご提供いただきましたが、真裏が八経ヶ岳で、
眼下の小川からは、涼しげなせせらぎと気持ちよい涼風が楽しめる最高の場所でした。
他にお客様もいなくて、貸し切りの座敷で、素晴らしい料理を堪能できました。
料理のメインは、地元の猟師さんが仕留めたイノシシの肉でした。
砂山シェフは、地元でのジビエの達人猟師の方から仕入れた、完全に血抜きしてある和食にも使えるイノシシ肉を,ミンチにして万願寺唐辛子に詰めた料理と、珍しいイノシシ肉の
たたきにして出していただきました。
素人の私は、イノシシ肉のたたきをみて、魚の刺身かなと思ったほどでした。
見た目が美しく、かつ美味しかったのは、言うまでもありません。
(料理はアートなんだ!)
柄にもなく、そんなことを思いましたね。
ただ、地元の猟師さんは高齢で、廃業の可能性もあるので、砂山シェフ自身が
猟師免許を取って、その猟師さんに弟子入りすることも考えているそうです。
昼食後は、再び車で天川弁財天へお詣り。
ここは芸能の神様で、室町時代の能の大家である世阿弥ゆかりの神社です。
大峯本宮天河大辨財天社̠|天河神社|奈良県天川村|神社 (tenkawa-jinja.or.jp)
実は、フィクサーX氏は、世阿弥の大ファンで、ぜひともここを訪れたかったそうです。
我々は、代わりに写真を何枚も撮って送ってあげました。
しかし、もしかしたら、写真を見て余計イライラしたかもしれませんね。笑
すぐに「次回リベンジは絶対する!!」というメッセージが返ってきましたからね 笑
ここで私以外の3人がおみくじに挑戦。
最初に引いたマリコさんは、無難に「吉」
次にひいたタカシさんは、「大吉」
最後に引いたヒロミさんは、「凶」
「吉が出るまで引く」、と言って引いたら、また「凶」
今度はタカシさんが、「も一回やる」と言って、引いたら「凶」
今度こそ、とヒロミさんが引いたら、今度は「吉」
ヒロミさんは、初めは「九死に一生」だったのが、最後は「10回のうち9回は生きる」に
運勢が改善して一安心していました 笑
おみくじ遊びの結論は、どう考えても「凶」比率が高すぎるということでした。
ヒロミさんみたいに、何回も引かせようとしているのでしょうか?笑
午後3時ごろに、洞川温泉「柳家」さんに到着。
広い部屋に案内されて、一息ついたら、みんなで散策に出ました。
洞川温泉は、古くから「行者の宿」として栄え、今でも修験者の姿を見かけます。
大峰山登山の講が沢山あるようで、地元の龍泉寺へいくと、「大峰山〇十〇度登山」の
石碑(顕彰碑?)がいくつもありました。
最近では、冒頭に書いた「奈良県の軽井沢(?)」として、夏の暑さを逃れて、ここに涼を
求める人で大変賑わっています。
特に川遊びに来る人達が多くて、迷惑な路上駐車もあちこちで見かけるので、大きな車を
運転する人は注意が必要です。
我々がまず向かったのは、昨年8月に開業したビール醸造所です。
ここでは、醸造したエールと黒ビールの立ち飲みができます。
暑さに辟易していた我々には、このビールが美味かった!!
カウンターでビールを出してくれた女性が、いろいろと地元の話を教えてくれました。
そのあとは、街の散策です。
マリコさんは、奈良県が東京の新橋に出店している「奈良まほろば館」に勤務していて、
今回の旅行で天川村の物産を買って帰って、まほろば館で販売できないかを考えたいそうです。
真面目な公務員さんですね。
(旅行は休暇をとって、費用は全部自腹だそうです、念のため)
1時間ほど歩いて、帰りがけに橋を渡っていると、川面に降りられるので降りてみました。
「もう一杯、ビールを飲んでいると、ふらついたかな?」
「まだ、大丈夫!」とか言いながら、急な階段と、ゴツゴツした岩場を通って、川面に降りると、川風が心地よく、ずっとここに立っていたいような気になりました。
こういう感じは、「奈良県の軽井沢」かもしれませんね。
本物とは、ややスケールが違いますが、秘境の割には開けているな・・というのが実感でした。
途中、龍泉寺に寄って、Kobo Trailでの無事のお礼を込めてお詣りしました。
ついでに3人で力比べ 笑
宿に戻って、男性はお風呂へ。女性は不明。お昼寝かな?
ここの温泉は、何度か来ていますが、湯質が気持ちよくて、私は大好きです。
いつもは、Kobo Trail大会に出場するために来ていますが、一度ゆっくり来たかったので
大満足です。
夕食は、ボタン鍋。
夏に熱いなと思ったのですが、山菜料理との二択で、山菜料理では巨漢のタカシさんの
胃袋は満たせないだろう・・という選択でした。
ところが、夕食のころの気温は20度台前半になったので、鍋でも違和感なし。
昼はジビエのイノシシ料理で、夜はボタン鍋と、珍しくイノシシデーでした 笑
食後は、四方山話。
マリコさんの公務員話。
ヒロミさんの債券と株の話。(これがメチャメチャ詳しい 笑)
タカシさんの保険営業話。
私は、それぞれに適当に茶々を入れる、意地悪爺さん役 笑
旅の楽しみは、知らない場所で知らない話を聞くこととすれば、今回は、洞川温泉という
遠隔地で、普段あまりお付き合いのない4人が、それぞれの話で盛り上がり、笑いあったので全員が旅を満喫したように思います。
フィクサーXさんも話に入れようとして、facetimeで繋ごうとしたけど、どうもすでに
寝ていたようです 笑
食後は午後9時半ごろから、再び散策。
実は、その夜に流星群がみられるということで、星を見に出かけました。
街の人通りは、昼の喧騒が嘘のように、少なかったのですが、提灯の灯りで視界は良好。
土産物屋さんが、まだ開いていたので、マリコさんが、早速中に入って、いろいろと物色。
ご主人と会話して、翌朝10時からのマルシェに行くことを勧められていました。
それから真っ暗の龍泉寺に行って、満天の星を見て、10時半ごろに宿に帰還。
私はバタンキュー。
女性2人は、部屋から流星群を鑑賞。(星が多すぎて、どれが流星なのか、よくわからん
かったらしい 笑)
タカシさんは、何をしていたかは不明。笑
翌朝は午前5時半に起きて、ストレッチのあと朝ランに出かけました。
宿は、KoboTrail大会で、龍泉寺から山のコースに入っていく分かれ道にあるので、
宿から大会のスタート地点の駐車場まで、コースをたどって往復してきました。
午前10時からのマルシェは、その駐車場で開かれるのですが、流石に誰もいません。
でも気温20度くらいで涼しいなか、誰もいないロードを走るのは、とても気持ちよくて、爽快でした。
坂を登っていると、向こうから走ってくるランナーがいました。
どこにでも、似たようなことを考える人は、いるのですね 笑
宿へ帰って、温泉でひと風呂浴びて、朝食の8時まで、一人で部屋の窓から、山の景色を
見て過ごしました。
何もしない時間を過ごすのも、旅の楽しみですね。
他の人は、どうやら部屋でお休み中のようです。
午前8時に朝食
朝食の後は、また四方山話。
よく話のタネが尽きないなと思いますよね 笑
午前9時半に宿を引き払って、マルシェへゴー。
昨夜のお店のご主人がいて、早速マリコさんと商談? 笑
マルシェが始まって、のどが渇いていたので、ごろごろサイダーを飲み、クワガタを見て
木陰で休んだら出発。
途中、マルシェで教えてもらったお店(你仙館の近く)で、再び物産展に寄って、マリコさんは買い物。タカシさんは、向かいのお店で「陀羅尼助」購入。
私はトイレ 笑
洞川温泉から、橿原に向かいましたが、涼しい天上から下界の暑さに降りていく感じがしましたね。それくらい、洞川温泉は快適でした。
最後に昼食に寄ったのは、今井町のハックベリー。
古民家を改装したお店です。
待っている人が、いっぱいいて、「予約しておいてよかった」
ここはヒロミさんのお勧めです。
美味しい料理は沢山ありますが、4人ともオムライス。
ピンクとホワイトがあり、私はピンク。
美味しかった。
デザートはケーキとコーヒー。(それぞれ別のものを注文)
午前12時頃に入って、午後2時前までおしゃべりしてから、車を返しに大和八木駅へ。
フィクサーXさんに旅の終わりをご報告。
駅の解散はあっさりで、「お疲れさまでしたー」
あれだけ話したら、もう十分ですよね 笑
でも、また会ったら盛り上がりそうです。