経済コラムニストの大江英樹さんが主宰する、「定年男子の会」という集まりがあります。
現在は、東京・大阪・九州にそれぞれ会があって、各会に(おそらく)10名程度が
在籍していると思います。
1年に2回程度、大江さんが各地を巡回して、スケジュールの合う人が集まって、
大江さんを囲んで、飲食するという会です。
会のメンバーには、お互いに利害関係は無いので、(会に参加後、仲良くなって、
何か始めた人はいるかもしれませんが)集まって、ワイワイ話しながら、言いたいことを
言うだけの会です。
9月18日午後6時ごろ、大江さんから連絡があって、九州定年男子の会のメンバー2名と、
奈良旅行を予定しており、11月20日に、奈良の「ロイヤルカスタマー」と食事するのだが参加しないか?と連絡がありました。
なぜ細かく覚えているかというと、9月18日「丹後ウルトラマラソン」60キロの
ゴールの瞬間に連絡をもらったからです(笑)
(いまは、それどころやないねんけどな)と思いつつ、カレンダーで予定を調べて
「はい、喜んで参加します!!」と返事しました(笑)
大江さんが過去に主宰したオンラインセミナーに皆勤した「ロイヤルカスタマー」が、
全国で50名いて、起業10周年記念に各地を巡回しているそうで、
奈良県は4名とのことでした。
当日は、奈良市「ならまち」の古民家フレンチレストランで夕食会でした。
出席メンバーは、大江さん、九州男児2名、奈良女子2名、私。(奈良男子1名は近親者がコロナに罹患したので、大事を取って欠席)
秋の日没は早くて、駅に着いた午後5時半には真っ暗です。
私が降りたのは、JR万葉まほろば線の「京終」駅。
この駅は「きょうばて」と読みます。
平城京の南端で、「都の果て」という意味のようですね。
映画の「羅生門」に出てきそうな名前ですが、さすがに駅の周辺は人家があります。(笑)
グーグルマップを頼りに歩きだしました。
レストランの案内には、「京終」駅から、799メートルと書いてありました。
(ホントに測ったのかな?)と思いながら、暗~い道を歩いていきます。
古民家なので、狭い路地を通り抜けて、由緒ある「南都 十輪院」の近くの
フレンチレストラン「召し上がれボナペティ」に辿り着きました。
古民家レストランの前で、初対面の奈良女子2名と、しばらく待っていました。
共通の話題は、大江さん(笑)
しばらくすると、大江さんと九州男児の3名が到着。
ちょうど、レストランが開店したので、古民家らしい、長~い通路を通って
凝った飾りのダイニングルームへ。
大江さんたちは、十輪院を覗いてきたようで、シンガー・ソングライターの
河島英五のお墓があった・・と話していました。
普通の会ですと、6名のうち5名が初対面だと、ぎこちなくスタートするのですが、
この会は、最初から全開のスピードで、話が弾みました。
5名の共通の話題が「大江さん」で、ご本人が目の前にいるのですから、当然と言えば
当然ですけど(笑)
会では、頃合いを見て出される料理と、美味しいフランスワインに舌鼓を打ちながら
どんどん話が弾みました。
(お酒が飲めない大江さんと、車で来た奈良女子1名は、ソフトドリンク系でしたけど)
私は、食前酒のリストに、たまたま「カバ」があったので、ワインの前に、久しぶりに
頼んでみました。
カバは、スペイン・カタルーニャ地方のスパークリング・ワインで、スペインに勤務していたころは、時々飲んでいました。
そんな話をすると、お酒好き(?)の九州男児は、迷わずカバを注文(笑)
奈良女子1名も、キールの後にカバを注文していました。
九州男児からは、お二人の地元、久留米と鹿児島の話、
奈良女子2名からは、奈良の話なのですが、インパクトがあったのは、安倍元首相襲撃事件。
1名は、襲撃場所の西大寺在住、もう1名は職場が西大寺駅近くで、当日及びその後の
現場近くの話が、臨場感をもって語られました。
食事は、奈良のお茶とお菓子で終わったのですが、名残惜しさから、皆さん、なかなか
席を立とうとはしません。
ほとんど全員が初対面なのに、とても親近感のある、気持ちよい会合でした。
大江さんの人柄と、お店のご主人夫妻が醸し出す雰囲気が、和やかな場を醸成する
バックグランドになったと思います。
定年退職後の過ごし方は、人それぞれですが、素直な気持ちで話ができる人間関係を、
持っておく、または作れるように心がけると、人生が楽しくなりそうですね。