そろそろ今年を振り返る時期になりました。
2021年はオリンピック・パラリンピックに衆議院選挙と様々なイベントが目白押しでした。
最近では2回の注射のおかげで少し収まってきていますが、コロナも2020年に続いて猛威を振るいました。
しかし私個人にとって今年の一番のトピックは、なんといっても11月5日に受けた心臓手術です。
2021年の最初から思い返してみたのですが、1月に開発ベンチャーの管理部長になって、
3月の株主総会を乗り切ったと思ったら、そのあとのファイナンスが上手くいかずに資金切れで、7月末に会社解散となりました。
2021年前半は、会社解散という初体験のおかげで久しぶりに相当ストレスが溜まり心臓に負担がかかった年でした。苦笑
3月の株主総会前には、突然周囲がぐるぐると回りだす突発性の強烈な眩暈に襲われました。寝ていても、突然天井や窓がすごい勢いで回りだしていましたね。
医者に行ったら、耳石が剝がれているので治療法はなく、せいぜいトラベルミンを飲むくらいだと言われました 苦笑
ランニングの記録を見ると、1月は150キロ以上走っていたのが、仕事が忙しくなって徐々に走行距離が減っています。眩暈が起こった3月は110キロでした。
(それでも100キロ以上を走っている 笑)
7月末に退職して、8月になってようやく自由の身になって走り出しましたが、どうも調子がよくありません。
5キロまでは良いのですが、そのあとは身体が重く、無理して10キロ走ると何日か
休養する体たらく。
友達と山に行っても後半は体力が続かずに息切れして迷惑を掛けました。
そろそろ、年を取って体力が落ちてきたことを認めますか? という心の声が聞こえてきました。笑
後から考えると、すでに心臓の調子が下降気味だったのかもしれません。
激しい運動のあとでは疲れるようになったので、8月からジムでパーソナルトレーナーについて、関節の柔軟性と体のバランス矯正のためのカウンセリングをやってもらいました。
このままでは楽しいはずのスポーツが苦しくなるという危機感をもって、もう一度運動できる体調を整えるために
トレーニングを再開して一から身体を見直すことにしました。
激しい運動は辛いので、トレーナーさんが考えてくれたメニューを8月半ば以降、毎日30分、休むことなく実行したら、だんだんと体の柔軟性が上がってきました。
その時は このままゆっくりと身体をビルドアップしていこう と思っていました。
ところが10月になって、それまで安定していた心拍数が上がり、走っていてもそれまでよりひどく息切れをするようになったので、おかしいと思って医者の診断を受けた結果、心房粗動と診断されて心臓手術を受けることになりました。
心拍数が頻脈になって、息切れが酷くなった10月の走行距離はわずか86キロでした。
手術前の説明のときにお医者さんに「手術すれば以前のように運動ができるようになりますか?」と何度も聞いて、オーケーと言われたので、安心して手術を受けました。
手術中は麻酔で寝ていたのでわかりませんが、数時間の手術の後にICUに運ばれて2時間ほど
絶対安静にしていたようです。
私が考えていたよりも大手術だったのですね。笑
手術後にインフルエンザ注射に行った自宅近くの開業医さんに聞くと、心房粗動は大きな病気を引き起こすリスクがあるので、早めに手術してよかったですね と言われました。
11月5日に手術、8日に退院して、様子を見ながら月末までにジョグで80キロ走りました。
心拍数と血圧を注意深く見ていましたが、異常はありません。
手術前にあった、運動後の疲れもあまり感じなくなりました。
お医者さんの言った通り心臓は回復したようで、手術は正解でした。
良かった!!
心臓が快調になったことに加えて、走っていて身体が軽く感じるようになりました。
トレーナーさんに何故身体が軽く感じるのかを聞いてみると、私は年齢に比べて筋肉量が多いのですが、長期間にわたって筋肉を使い過ぎて収縮し固くなってしまっているので疲労の回復が遅かったので疲れやすく、身体が重く感じたそうです。
8月からトレーニングを毎日継続することで、時間をかけて筋肉が柔らかくなり、それに伴って疲労の回復が早くなったのです。
誰でも加齢によって筋肉や関節は固くなるのですが、トレーニングによって老化の速度を
遅くすることができるというトレーナーさんの言葉を実感できました。
トレーナーさんは、今のトレーニング方法を進化させて完成形を作ってしまえば、筋肉が柔らかくなって筋質が上がり、パフォーマンスは飛躍的に上がると励ましてくれました。
実際に走っていても、肩甲骨が良く動き、足も軽いです。
12月は27日までに150キロ走っています。
VO2Maxは51まで戻ってきました。
このうえで山を長時間走るとか、ジョグにダッシュを何本か取り入れることで、
体力がついてくるようになれば、また以前のようにトレイルラン大会にもエントリー
できるでしょう。
(2022年のkobo trail はDtoKにエントリーしました)
この調子が継続して、またコロナ前のように皆さんと一緒に走れるようになりたいですね。
2022年は2021年よりも走れるようになると思うので、お付き合いのほどを
宜しくお願いします。