そろそろ年賀状の季節になりました。
お世話になった方、ご縁のあった方々を思い浮かべて、年に一度のご挨拶をすることは
楽しくもあり懐かしくもあるのですが、そろそろ年賀状を卒業しようかと考えています。
特に何があったわけではありませんが、切っ掛けはやはりコロナですね。
「人はいつ死ぬかわからない」
コロナで再認識した事実です。
コロナ禍で普通に会っていた人たちに会えなくなると、会いたいなと思う反面、
残された自分の時間をどのように使うかを考えてしまいます。
私は再雇用を終わる65歳から後期高齢者となる75歳までを「人生の黄金期」と
呼んでいます。
この期間は、身体の節々にいろいろな不調が現れますが、でも心身ともにまだまだ元気な期間です。
子供たちが巣立って孫ができる一方で、両親の介護については、残念ながら両親が亡くなることや、存命でも施設に入ることで自分たちの負担が一段落する時期です。
定年退職後は収入が限られているので、お金の心配をしても仕方がないと開き直って、
手元のお金で自分の人生を楽しめる時期でもあります。
そんな時期ですので、私としては過去にとらわれずに、人生に残された自分の時間を前向きに生きていきたいと思うのです。
決して過去にお世話になった方のご恩を忘れるわけではありませんが、残りのほうが少なくなってきた人生の
時間を自分の未来のために使いたいと思います。
もちろん、過去にお世話になった方々とのお付き合いを拒絶する気は毛頭ありません。
お会いできる方や連絡を取ることができる方には、従来通りお付き合いをいただきたいと
思っています。
ただ単に、年賀状という習慣を今年で最後にしようというだけです。
これからは、年に一回の年賀状交換という受け身の習慣ではなくて、過去も含めた友人知人とは、前向きに積極的にかかわっていきたいと希望しています。