• 定年男子のランとマネー

断捨離という言葉を初めて聞いたのは10年くらい前でしょうか?

作家のやましたひでこさんが提唱して広めたのですが、Wikipediaによると、もともとは

ヨガの行法である断行、捨行、離行からとったもののようです。

やましたさんはこの言葉を商標登録しています。

許可なく勝手には使えませんね。

(Wikipediaを信じれば、ブログのような文章で使うときには許可はいらないそうです 笑)

もともとは不要なものを捨てる意味で使われていましたが、最近では「うつ」などへの対処法として「責任感や忙しさの執着を断捨離する」という使い方をする人も出てきました。

フィナンシャルプランナーとしては、ご相談を受けた場合に、家計の断捨離という観点から無駄な固定費の削減などをアドバイスすることがあります。

自分の家庭でも、長く使わなかった客用布団やクッションなどを処分しました。

気になっていたものを処分すると、実際にさっぱりしますね。

友人や知人も長く付き合っていると賞味期限がきて、時々は断捨離したほうがよいと書く本もあります。

例えばFacebookで繋がっていて交流がない友達を削除して減らしたことのある方もいるでしょうね。

物は処分したら、再度買わないという決断はできますが、趣味ややりたいことは

どうでしょうか?

私の第一の趣味はランニングです。

ランニングを始めたきっかけは30年近く前のサッカー再開でした。

サッカーのピッチにフルタイムで立つ体力をつけるために30代後半から

走り始めました。

サッカーは今でも年に一回プレーします。

日本代表のゲームや各国のリーグ戦もみますが、ランニングのほうが熱心ですね。

サッカーはもっと前からの趣味で断捨離していませんが、順位の入れ替わりです。笑

物は捨てるだけでも良いと思いますが、趣味ややりたいことはどれかを捨てたら、代わりに何かを始めてもよいと思います。

例えば投資です。

趣味といえるほどハマっていませんが、20年くらい続けています。

自分の勤めていた会社が破綻しそうになって、株価がずっと下がり続けたときは、

資産の大きな部分を持ち株会の株式が占めていたので気が気ではなかったです。

リーマンショックでも持ち株や投資信託が急激に値を下げて動揺した覚えがあります。

20年やってみてわかったことは、残念ですが自分には会社の将来性を判断する能力も

根気もあまりなさそうだ・・ということですね。

本当に才能があれば、ファンドマネージャーや専業の投資家になっています。

現在は、老後に備えて将来のインフレに負けない投資ポートフォリオを作ろうとしています。

そうなるとコアはインデックス中心ですね。

一発当てて大儲けという夢は断捨離です。笑

一発当てるという悪夢は捨てたところで、新しい2つの出会いがあったので始めてみることにしました。

2つの出会いは1つは投資信託ですが、社長が独特の考えで、将来成長しそうな

会社を見つけて投資しています。

ポイントは、将来世代に有用な会社を探して投資していることです。

自分のお金を投資することで、将来世代に役立つと(自分が)信じられるならば

そんな投資も悪くないかな?と思っています。

もちろん相応の信託報酬は払います。

自分のお金を増やすことから、将来世代が豊かになる方向に目線を広げたのが、一発当てる悪夢の断捨離から後の新しい投資の動きです。

もう一つは寄付です。定時制高校に通う高校生を支援するプログラムです。

始めたばかりなので、とりあえずは毎月少額を寄付するだけです。

でも機会があれば、何かお手伝いをしたいですね。

将来世代の手助けをすることは、老年世代の責務であり、楽しみでもあります。

このプログラムが成功するかどうかはわかりません。

しかし将来世代の役に立ってほしい・・と思いながら寄付するだけでも楽しいだろうなと感じています。

少し手前勝手な言い方をすれば、「お金を貯める」ことから少しだけですが「富を分かち合う」ことに舵を切った・・つもりです。

上手く舵を切れたかどうかは、成果も含めておそらく10年後くらいに分かってくると思います。

それまでは意識をはっきり持って、投資と寄付を継続するつもりです。

強い意識を持つことはボケ防止の健康法にもなりますしね。笑


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