1月9日、数年ぶりの厳寒の中、大和八木SGのセミナーが開催されました。
講師は、東京から我々のセミナーのためにわざわざおいでいただいた大江英樹さんです。
テーマは「間違いだらけの投資常識」。
大江さんの40年来の本業のお話でした。
我々がセミナーを開催するか、今回は見送りにするかの議論をしたのは1月4日からでした。
ちょうど東京都+3県の知事が緊急事態宣言の発出を要請した時です。
昨年夏以来、定例のセミナーを開催する場合でもセミナー後の講師を囲んでの懇親会は止めているので、たとえ緊急事態宣言が出ても関東の飲食店対象だから大丈夫だろうという予想でした。
同日に大江さんから問い合わせがあって、
「中止するなら決定に従いますが、開催するならば行きます」
講師が東京から来ていただけるならば、我々もやります、という結論になりました。
「意気に感じる」ということですね(笑)
開催を決めた時には、例え関西で緊急事態宣言が出ても、奈良県は対象外になるだろうし、セミナー自体が午後8時終了なので問題はないと思っていました。
(会場は橿原市役所内にあるので聞いてみましたが、特に制限は言われませんでした)
ところが開催日が近づくにつれて、情勢は急速に悪化してきたので、講師の大江さんはじめ参加者にコロナ感染者が出ないかをかなり心配しました。
参加いただく方々は、このような状況でも20名以上の参加申し込みがありました。
通常の大江さんのセミナーにしては少人数ですが、コロナ禍にもかかわらず根強い大江ファンがおられることを実感しましたね。
入室時の消毒や検温を聞くことから始まって、講演中の私語禁止やマスク着用など基本的なルールやマナーについては参加者の皆さんはとても協力的でした。
開催場所は一番広いところを借りていたので、3人掛け机に一人ずつ、お互いに十分な距離をとって座って頂きました。
セミナー後は、参加者のみなさんは接触を避けることを意識されて、済々と会場を後にされたので、いつもセミナー後に見られる大江さんと話す光景や一緒に写真を撮ることもありませんでした。
薄氷を踏む思いのセミナーがようやく終わりました。
あとは皆さんのご無事を祈るしかありません。
昨年1月にも大和八木で大江さんにセミナーをやっていただき、その時のテーマは
「間違いだらけの公的年金知識」でした。
そのテーマが、昨年の大江さんの年間テーマになりました。
今年の大江さんの年間テーマが「間違いだらけの投資常識」になるかは分かりませんが、年初に新しいテーマでお話頂くことは、我々にとっても、参加者にとっても幸せなことだと思います。
セミナーあとでホテルまで大江さんをお送りしながらの雑談では、コロナ禍で仕事のやり方が相当変化したと言われていました。
歩きながらの雑談だったので、詳しくは聞けませんでしたが、FBの投稿などから拝察する限りでは、セミナーやコラムを含めて、やはり一番大事なのはコンテンツの内容だということかと思います。
良いものが残っていく・・当たり前のことですが、それがコロナというフィルターを通ることでますますはっきりしてきたということなのでしょうね。
別れ際に「来年、また来ます」と言っていただので、1年後にはまた新しいお話が聞けそうです。
その時までにコロナ禍が下火になっていることを願います。