健康情報が氾濫している中で、自分なりの健康法を見つけることは重要です。
でもそれはなかなか難しい。
自分の体は自分が一番よく知っている・・と思っていても、人間ドックの結果を見れば
尿酸値、血糖値、中性脂肪、そのほか諸々の異常値が計測されて、「要観察」「検査が必要」
などのコメントが出てきます。
僕は20代後半から30代初めに、スペインで夜遅くに多食多飲の生活を送っていたので、今でいうメタボリックシンドロームの身体になりました。
帰国してからも東京で不規則な生活を続けて人間ドックを受けたら、中性脂肪などの異常値が驚くほど沢山検出されました。
それから30代半ばに、再度転勤してアメリカ勤務の時に、一念発起して食事量を調節しての減量とスポーツジムでの運動を始めました。
ところがやりすぎて9か月で12キロも痩せてしまったので、半年ぶりにあったかかりつけの医師が「減量は止めなさい」と止めるほどでした。
その時の体型は、約30年たった今もなんとか維持しています。
当時は、ただ痩せればよいと思っていたのですが、急激に身体が変わると臓器などが変化についていけずに思わぬ不調を招くことがあると言われました。
知らなかった!
40代でアメリカから関西に帰ってきて、同じ職場の人から
「人間ドックの検査結果を軽視して放置していたら、胆管癌になってしまった」
という述懐を聴くことがありました。
その方はその後しばらくして亡くなってしまい、あとに残されたご家族の姿を葬儀で見て、それ以降人間ドックのコメントには真面目に対応するようにしています。
今回の腎臓の検査も、人間ドックの指摘があったからやったので、放置していたらと思うとぞっとしますね。
現在の健康管理は、食事は塩分コントロールをしなければいけないので、一日3~6グラム。
でも夏の暑い日に走っていると、汗が大量に出てきて、もしも塩分不足になっても困るので、主治医に聞きてみると
「走るときは塩分を多めにとってください」
「どれくらい多めですか?」
「わかりません」(笑)
悪いことに、体調不良などの自覚症状が全くないので、様子を見ながら適当にやって、月に一回の血液検査で身体の変化を見るしかありませんね。
運動と健康情報のコントロールは機械で行っています。
日常生活および運動中は、Garmin社製のGPS腕時計で心拍数やストレスなどを計測しています。
毎日の身体の変化は、タニタ社製の体組成計で体重、体脂肪、基礎熱量、内臓脂肪などを計測しています。
Garminもタニタも体内年齢が表示されるのですが、タニタはどうやら実年齢-15歳を下限に設定しているようです。
Garminはよくわからないのですが、異常に若い年齢が表示されるので、これもおかしいのではないかと思っています。
二つとも毎日の体調の変化を見て、食事量や運動量を調節するのに役立ちます。
でも最終的に重要なのは、やはり自分の感覚です。
一日元気で過ごせているかを自問自答して、「まずまず」という答えが返ってくれば善しとすべきでしょうね。