1月4日、放送大学大学院の時に情報学のクラスで一緒だったYさんと、大和西大寺在住の、同じくクラスメートのHさんを訪ねました。
実はYさんと新年会をやろうとしてHさんにも声を掛けたら、
「ウチのおせち料理の片づけに来てください」とご自宅に招待されました。
午後3時に待ち合わせてご自宅にお邪魔すると、テーブル一面におせち料理が並んでいました。Hさんの奥様の丹精です。
料理も美味しかったのですが、Hさんが取り出したのが奈良の酒造「今西清兵衛商店」の春鹿です。それも搾りたての上澄みでグラスに継いでもらうと米粒が一面に浮いていて、味は(気泡はありませんが)スパークリングワインのようでした。(写真の右側。非売品です)
いくらでも飲めそうでしたが、Hさんが酒蔵の会長さんから特別に分けて頂いた貴重なお酒なので、遠慮しながらゆっくりと味わいました。
Hさんは放送大学大学院の情報学で修士課程を終えられて、現在は博士課程に在籍中です。研究テーマは「機械学習」です。簡単に言えばAIを使った画像解析ですね。
Yさんも情報学の修士課程で同じクラスでしたが、1期下なので研究テーマはよく覚えていませんが、旧制第一高等学校の理科教材の検索に関するものだったと思います。現在は放送大学の教養学部に在籍中です。
Hさんの奥様も放送大学に在籍中で、かつ修士の学位も持っておられます。
因みに当時の僕のテーマは文章のテキストマイニングです。簡単に言えばビッグデータの解析ですね。
そこへHさんの中学の同級生と奥様が来られました。
お友達は3つの大学で教鞭をとっていて学芸員の資格もお持ちです。
奥様は歌人です。
こんな6人が、奈良のお酒や歴史の話から、Hさんの科学の話題やYさんの博物館の話題など、極めて広範囲な雑談を楽しみました。
Hさんとお友達は日本酒に詳しくて、奈良だけではなく広島・神戸など全国の酒処について思いつくままに語っていましたね。
僕は最近あまり日本酒を飲まないのでよく知らなかったのですが、奈良は日本酒発祥の地で、現在でも酒造が28もあるそうですね。
僕が提供する話題は、相変わらずトレイルランニングですが、Hさんの奥様が山歩きの時にトレイルランナーに遭遇して怖い思いをされたそうです。
「ハイカーと出会う時は走るのを止めて、止まるか歩いてすれ違うのがマナーです」
「そういう決まりがあるの?でもマナーを守る人に会ったことはない!」
登山者やハイカーさんには、まだまだトレイルランナーは危険に映るようです。
マナーを守って気をつけて走らないといけませんね。
春鹿について補足すると、今西清兵衛商店は奈良市の「ならまち」の中にあって、お店で「利き酒」もやっています。一度行ったことがあります。
機会があればまた行ってみたくなりました。
春鹿の特別酒が少なくなってくると、次は「五神」が登場して、その武骨な(?)味わいを楽しみました。
おせち料理に舌鼓を打って、美味しいお酒を飲みながら話しているといつの間にか午後9時になりました。
話題が途切れずに6時間が経ってしまいました。
Hさんのお宅にはご迷惑だったと思いますが、実に楽しい、思い出に残るお正月でした。