7月上旬は記録的な大雨による災害でテレビでも携帯でも緊急速報が画面に頻繁に流れました。
亡くなった方は100名を超え、映像で見る泥に埋もれた家屋や決壊した堤防には言葉もありません。
先日の地震に続いて西日本では災害が続きますね。
7月8日に予定されていたトレイルラン大会も当然ながら中止になりました。
このような災害の時に山を走る気分にはなれないし、それに山道の地盤が緩んで危険です。
しかし午後には晴れ間が見えたので、2時間のLSDをやってみました。
馬見丘陵公園の舗装路を走ったのですが、平均気温が32度(瞬間でしたが最高気温は37度でした)湿度も高くて苦しい2時間でした。
(1時間56分28秒、16.57キロ、キロ当たり7分2秒)
走っていて感じたのは、雨が降りやんでも暑さと湿気で避難中の方々はさぞかし大変だろうなということです。
こころからお見舞い申し上げます。
自宅の近くは川もなく洪水も起こらなかったのですが、週末は大雨だったので外出する気もせずに、室内でネットの記事を読んでいました。
その中に「山での道迷いによる遭難」の記事がありました。
https://diamond.jp/articles/-/172735
(7月4日付ダイヤモンドオンライン)
これによると中高年登山が増えたことと相関して道迷いによる遭難が増えているそうです。
僕は山に行くときは、主催者がしっかりしている大会か、
よく知っている山(1000メートル程度の低山)にラン友と走りに行くことが多いのですが、
それでも大会終盤で単独走になって
「この道であっているのかな?」と不安になったことが何度かあります。
5月のKobo Trailでは、険しい山道を一生懸命歩いていて目線が下になったのでテープを見落として「プチロスト」をしてしましました。
昨年訪れた屋久島でも、白谷雲水峡の奥にある太鼓山に登るときに、
地面ばかりを見ていて、木に巻いてあるテープを見落として道のないところに踏み入ってしまったことがあります。
道が険しいと足元に気をとられますが、意識して目線を上げないといけませんね。
Koboも太鼓山も大したことにはなりませんでしたが、
これから、もしも2000メートルを超える高山に行くようなことがあればよくよく注意しなければなりませんね。
この記事では「道迷い遭難」の事例を掲載した書籍を紹介しています。
羽根田治さんの「ドキュメント道迷い遭難」です。
早速キンドルで買って読んでみました。
ここでは山の鉄則
「道に迷ったら引き返せ」
「沢には絶対降りるな」を、
鉄則を破った事例を引きながら繰り返し強調されています。
そして「鉄則を知っていても破ってしまう」心理状態について詳しく書かれています。
はじめにご紹介したダイヤモンドオンラインの記事の筆者は、
山の鉄則を知っていても破ってしまう心理状態は、
今回のような思わぬ災害に遭遇した時にも起こる心理状態だと述べています。
突発的と思える自然災害に対しても、山と同じように普段の周到な準備が必要なのですね。