「近くで富士山を見たい」という妻の要望に
「3年前にDNSした富士五湖ウルトラマラソンのコースを見てみたい」という
僕の希望をのっけて、6月29~30日に山中湖で宿泊してきました。
3年前は直前に大学サッカー部OB戦で怪我をして富士五湖100キロを欠場したのですが
大会事務局が送ってくれたTシャツの背中の地図を見るたびに、一度行ってみたいなと
思っていました。
6月29日から30日は西日本と北日本で大雨が予想されていましたが、
富士五湖周辺は曇りか晴れの予報だったので
「何とかなるかな」
といういつも通りのいい加減さで片道400キロ超の行程をドライブしてきました。
でも、富士山は少しの雲ですぐに隠されてしまうので、行ってみなければわからないのが本当のところでした。
御殿場ICに近づくにつれて陽が差してきましたが、空には雲が一杯。
「富士山は見えるかなあ」という心配をしながら山中湖直前のパノラマ展望台へ到着。
山中湖は綺麗に見えましたが、案の定富士山は分厚い雲に包まれていました。
宿舎にチェックインだけして、折角来たからと山中湖を一周してみました。
湖の周りは道路とともに周回の歩道があって、ウルトラマラソンの時はここを走るのだなとイメージできました。
親水公園の近くでは、どこの湖にも浮いている「スワン」がやっぱり沢山繋がれていました。
車では30分くらいで一周できましたが、あちこちに大学の寮のようなものがあって、夏には(多分)運動部の学生が合宿するのでしょうね。
東大の寮があるのを見たときに、昔読んだ石原慎太郎の小説に主人公が東大のラグビー部に入部して最初の合宿に山中湖に来る場面があったのを思い出しました。
夕方になると富士山の雲が少なくなってきて、徐々に輪郭が見えだしました。
妻は雲を見るのが好きで、宿舎の窓から面白い形の雲を見つけて
「クジラかな?一反木綿かな?」といって楽しんでいました。
食事は二日早い「誕生日ディナー」になりました。
多様な料理が色彩豊かな食器に載せられて、僕たちの舌と目を楽しませてくれました。
夕食後に観た富士山は雲が少なくなって、翌日を期待させてくれました。
夜になって外を見ると、7月1日が山開きですが、真っ暗な富士山にヘッドランプを付けた人(?)の列が長々と続いていました。
事前の準備でしょうか?
翌朝4時に起きてみると、薄暗い中に富士がくっきりと見えました。
5時には美しい「赤富士」が姿を現しました。
その後も富士は色を変えて僕たちの目を楽しませてくれました。
朝食後は妻の運転で富士五湖ドライブに出発しました。
もう一度山中湖を一周してから河口湖へ向かいました。
河口湖と西湖は4年前に「富士山マラソン」で周囲を走っています。
河口湖で道の駅に寄って、マラソンで走った記憶を多通りながら西湖に向かいました。
西湖への道はかなり急な上り坂で3年前に走った時に登りきるのに苦労したことを思い出しました。
(逆に戻りの時は急な下りで足を痛めないように注意しました。笑)
3年前は西湖の湖畔にある宿舎に泊まったのでとても懐かしかったですね。
当時は曇天から雨天に変わり、全く富士山が見えなかったのですが、今回は綺麗に見ることが出来ました。
西湖から精進湖を過ぎて本栖湖へ向かいましたが、
前の3つの湖でゆっくりしすぎて時間が無くなったので、ウルトラのコースを想いながら、
車から湖の端っこを眺めるだけで朝霧高原までやってきました。
道の駅で休憩して妻と運転を交替して、浜松SAで食事をしただけで奈良の自宅まで帰ってきました。
多様な富士山も見ることが出来たし、富士五湖ウルトラマラソンのコースも辿れたので、
旅行の目的を果たすことができて、63歳最後の日の良い思い出になりました。
昨年の誕生日はラン友のWさんと「日光ウルトラマラソン」を走りました。
二年連続で誕生日前後に良い思い出が出来て嬉しい限りです。
二日間は殆ど運動をしないで車の中にいたので身体が重く、帰宅してから5キロほど走って見ましたが、
旅行の疲れからか、暑さからか、走ったあとの汗がなかなか止まりませんね。
記録は下記です。
5.39キロ、32分13秒、キロ当たり5分58秒(最速5分4秒)
最初の1キロは6分31秒でしたが、徐々に上げて5キロ目は5分31秒だったのでビルドアップ走になりました(笑)
平均心拍137bpm(最高154bpm)
平均ピッチ180spm(最高183pm)
気温は31度でした。