僕のようなアメリカンフットボールに無縁な人間でも、今回の日本大学の事件には大きな関心を持ちました。https://news.yahoo.co.jp/pickup/6282786 (2018.5.17閲覧)
この事件にはいろいろな側面があるようです。
・スポーツのフェアプレー精神違反
・組織の危機管理の不手際
・運動部の旧態依然な上下関係
・組織上層部と指導者の保身と選手への責任転嫁
・SNSによる画像の拡散で嘘がつきにくくなった(社会の変化)
このほかにも、現在進行中の森友・加計問題や東芝・東洋ゴム問題などに絡めて
日本の企業や組織のガバナンスの低下の観点から論じる人もいます。
つまり日本大学アメフット部は、世間の関心事にぴったりのテーマをタイミングよく提供したことになりますね。
僕は20年ほど前に米国勤務から帰国しましたが、当時の楽しみは米国駐在時代に復活したサッカーでした。
駐在員チームで楽しくプレーしていました。
帰国してからも、40代半ばの高齢ながら奈良県の草サッカーチームに入れてもらって、
リーグで毎週日曜日に練習やゲームでプレーさせてもらっていました。(一応登録選手でした)
相手チームは、高校卒業時にサッカー部で作った10代のチームから、職場で作った20代のチームなど様々でした。
押しなべて僕より20歳位若い人達でした。
(僕の所属チームも20代前半が主体で30代が少し。よく仲間に入れてくれたと思います)
日本サッカー協会の正式なリーグ戦だったのでゲームでは審判もいましたが、
草チーム同士がプライベートに練習試合をするときには実質審判なしのゲームもありました。
一度、20歳前後の年齢でプレーが荒いチームと練習試合をしたときに、ボールを競って交錯して相手の足を踏んだことがあります。
相手は睨んできましたが、故意ではなかったので「すみません」と何回か謝って許してもらいました。
しばらくして浮き球を競ってヘッディングした時に、相手選手が不必要に身体からぶつかってきて数メートル吹っ飛ばされました。
(想定していなくて無防備だったのは日大の事件と少し似ていますね。ゲームのレベルと衝撃の大きさは比較になりませんが)
地面に叩きつけられたまま、しばらく痛くて起き上がれなかったのですが、顔を上げると先ほどの選手が
「ざまみろ!」
という顔をして僕を見た後で、同じチームの選手と顔を見合わせて笑っていました。
僕のチームの選手は僕の様子を見て「やられましたね」と言ってプレーに戻っていきました。
僕のケースは日大と違ってプレーの中に織り込んできたものですが、それだけに分かりにくいやり口でした。
それ以来、プライベートのゲームはできるだけ避けるようになり、転勤になったこともあってチームは退部してしまいました。
そのあとは、年に一度大学サッカー部のOB会でプレーを楽しんでいます。
そして主なスポーツは個人競技のランニングにシフトや水泳にシフトしました。
ランニングでもプライベートの大会はなんとなく怖いので、大会はしっかりしたサポートがあるものしか出なくなりました。
今回の日大―関学の事件がどうなるかは分かりませんが、スポーツに関わる人は
指導する立場の人や上手い人ほど、自分の目に見えない影響力を自覚して、できれば謙虚に指導やプレーをしてほしいと思いますね。