アメリカ駐在から帰国して奈良に住んで20年ほどが経ちます。
奈良は古寺古刹が多いので沢山のお寺を訪ねましたが、一番多いのが長谷寺と室生寺です。
自宅から室生寺に車で行く途中に長谷寺があるので便利です。
長谷寺は毎年5月にボタンを見に行きます。
室生寺は四季の変化が美しいので思い立った時に行きますね。
太鼓橋から見る室生川の景色が好きですね。五重塔も迫力あります。
室生寺に行くもう一つの理由は体力測定です。
夫婦で山門から奥の院まで一気に歩けるかで体力の程度を判定することにしています。
今年は一気に歩き通せたので合格ですね。笑
では早春の室生寺をご案内します。
山門前の太鼓橋からの景色です。季節により桜や紅葉が綺麗です。
山門には「女人高野」の文字が掘られた石碑が建てられています。
高野山が女性の入山を禁じたのですが、室生寺は女人を受け入れたお寺です。
金堂と本堂を過ぎると、急な階段の向こうに五重塔が見えてきます。
五重塔の奥は杉の大木が続く山道です。現在は整備されて石段が延々と続く道になっています。
ここをひたすら奥の院まで登りました。
日曜日でしたが、花の季節の前だからか人影も少なくて、静謐な時間を楽しめました。
奥の院から下界を見下ろしてから同じ階段を下りました。
日差しは暖かかったのですが、空気は少し冷たくて、室生寺はまだ早春ですね。
でも山門近くで咲き掛けの梅を見つけて春の近さを感じることができました。