先日このブログで取り上げた、82歳の現役プログラマー若宮正子さんのインタビュー記事が2月23日付東洋経済オンラインに掲載されました。
http://toyokeizai.net/articles/-/209874
この中で若宮さんは「シニアの危機」と題して、一般的に高齢者の弱点と思われる理科の学びなおしと、ITへの理解を深めることを提唱されています。
これからの世の中は「ITは解らん」では済まされなくなっていくという危機感からの発言です。
自分のことで恐縮ですが、最近の生活の中でのITの苦労について3つほどエピソードを書きます。
ガーミンというのはGPSを使って位置を観測する機械を製造している会社の名前です。飛行機や船舶の他にスポーツ用時計を製造しています。
ランナーにとっては、トレーニングに欠かせないGPS時計のトップメーカーです。
僕はこれまで他のメーカー品を使っていたのですが、古くなったからかGPS機能が不正確で大会やトレーニングで自分の正確な状態がわからなくて困ることが増えたので、思い切ってガーミン社の時計に買い換えました。
製品に同封の説明書を読むと、65ページもある操作マニュアルがすべてクラウドにあって、まずPCでアクセスしてダウンロードしないといけないことでした。印刷したけど読むのが大変でしたね。
次に困ったのが、時計とスマホがなかなか同期しないことでした。
スマホの機種によっては同期しにくいらしいので、調べたり試したりで午前中から始めて、中断を挟みながら午後10時頃まで時間をかけて設定しました。結構苦労しました 汗
翌日10キロほど時計を使って走って見ましたが、見た限りでは上手く作動していてホッとしました。笑
若宮さんの言う通り、本当にやりたいと思うことには、ほとんどすべてITが絡んでいるようになりましたね。
このブログはサーバーをレンタルして、ワードプレスという無料ソフトをインストールして書いています。
ブログを始めるときに、Amebaブログかはてなブログを考えたのですが、FPでITに詳しい友人から自分が好きなことを書くにはワードプレスが一番いいと勧められて始めました。
ところがサーバーのレンタルから始まってドメインを購入して、漸くワードプレスのインストールなのですが、ワードプレスには様々なテーマ(型みたいなものかな?)があってどれが良いかわからないし、プラグインなどというプログラムめいたものまで出てきて、最初は苦労しました。
現在でも仕組みがわかっているわけではありませんが、本を買ってきて勉強しました。
昨年2月から投稿を始めて現在までに247記事を投稿して、何とか使えるようになりました。
使ってみると、広告も入らず好きなことが書けるので、今のところストレスはありません。
今年1月から始めたアルバイト先の作業でエクセルを使うことが増えました。
履歴書にはワードは使えるけどエクセルはイマイチと書いておきましたが、アメリカ人のITマネージャーには通じません。
「教えてやるから覚えろ!」というわけです。
彼と話しているうちに、エクセルは次のバージョンからプログラム言語Pythonで書かれるようだからそれも教えてやるということで、サーバー上に学習環境を設定してくれました。
昼食のあき時間などを使って、ぼつぼつと学習を始めましたが、質問と回答は英語なのでこれも一苦労です。笑
僕は放送大学大学院時代にR言語 (統計解析向けのプログラミング言語及びその開発実行環境)を使った分析で修士論文を書こうとして難しくて挫折したことがあります。
結局R言語を使ったソフトウェアKH Coderで分析してなんとか論文を完成させたのですが、
今回のPythonは「江戸の仇を長崎で」みたいな感じで、リベンジマッチですね。笑
まだまだ先は長そうですが。
僕のIT苦労話(笑)は大したことありませんが、この程度でも結構大変でした。
僕が田舎に住んでいるからか、シニアの再就職やアルバイトと言えば、女性はスーパーのレジ、男性はカートの整理などのパート仕事が思い浮かぶのですが、みんながやる仕事は競争が激しく賃金もなかなか上がらりません。
僕は他の人と違ったことをするほうが楽しいので、現実にやりたいことを実行するにはITに取り組まざるを得ない状況です。涙
まあ趣味もトレイルランやウルトラマラソンなどのマイナーなスポーツなので、これからも少数派路線で生きていくのだと思っていますが。笑