11月9日に年に一度の「夫婦deゴルフ」を楽しんできました。
好天の紅葉シーズンで、絶好のゴルフ日和だったので、平日にも関わらずゴルフ場は満杯でした。
驚いたのは、男性シニアのグループに交じって、女性のゴルファーが多く見られたことです。
女性だけのグループもいましたが、夫婦でゴルフを楽しんでいる方もいました。
僕たち夫婦がゴルフを始めたのは、1982年にスペインに赴任した時です。
平日は、僕は仕事で忙しく、妻はスペイン語を習いに学校へ通い、ついでに街を探検して歩いていました。
週末は、買い物などをしていましたが、僕が「仕事でゴルフができたほうがいいかな?」と思って、若いイケメンのレッスンプロについてゴルフを始めたときに、妻が一緒にゴルフ場についてきて、ついでに習ったのが始まりです。
(スペインのレッスンプロは大らかで、妻はお金も払っていないのに教えてもらっていました。笑)
スペインではゴルフトーナメントの観戦にもいきました。
ジョニーウォーカー・オープンでは、当時全盛のセベ・バレステロス、ベルンハルト・ランガー、ニック・ファルドなどのプレーを近くで見て興奮しました。
それから時々二人でマドリードのコースを回るようになりましたが、妻は妊娠して出産したことを境にゴルフからは遠ざかりました。
僕は時々ゴルフの会に出るようになりましたが、妻がマドリードで出産するというので、週末は家族の時間に当てることが増えました。
正直なところ、当時30歳位で断トツの若手だったので、年長のオジサンたちと何時間も一緒にいるのは苦痛でした。
それよりも、生まれたばかりの赤ちゃんを見ているほうがずっと幸せです。笑
スペインの後、東京へ帰国し、再度米国ジョージア州アトランタに赴任しました。
ジョージア州はゴルフが盛んです。
球聖と言われたボビー・ジョーンズが設計したオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブがあります。
プレーはできませんでしたが、一度夫婦でマスターズ観戦に行きました。
アーノルド・パーマー、ジャック・ニクラウス、トム・ワトソン、復活した?ジョン・デイリーなどのゴルファーを近くで見ました。
オーガスタ自体もゴルフ場と言うよりも果樹園のような美しさでしたね。
子どもが大きくなって時間ができたので、アトランタでも時々二人でコースを回りました。
奈良に帰国して、僕はサッカーとマラソンにハマり、妻は卓球を熱心にやりだしました。
ゴルフとはすっかり縁が切れてしまいました。
ところが、妻が今の会社に勤めだして、福利厚生で旅行の援助がもらえることが分かり、年に一度の夫婦旅行が始まりました。
初めは観光旅行をしていたのですが、マンネリ化してきたので、「久しぶりにゴルフやるか?」ということになり、 「お笑いゴルフ」が始まりました。今年で9回目になります。
二人とも、全くうまくないので、基本的にスコアはいい加減です。
「7」以上をつけることは滅多にありません。
これは米国勤務の時の同僚のアメリカ人が、名門のチェロキー・カントリー・クラブに連れて行ってくれたときに聞いたことです。
「俺たちはプロではない。ゴルフの目的は、楽しくプレーして親睦を深めることだ。スコアは正確であるより納得がいけばよい。7なら感激もしない代わりに、腹も立たないだろ?」
負け惜しみですね(笑)
しかし、この言葉は真理も含んでいます。
夫婦の共通の趣味が続く秘訣は、まず「許しあう」こと、そして「笑いあう」ことです。
そのためには、二人ともが他人に迷惑を掛けない程度の技量で、決してお互いの評価をしないことですね。