奈良県橿原市には、江戸時代に「海の堺、陸の今井」と言われた今井町という街があります。
東西600メートル、南北300メートルの区画で、戦国時代や江戸時代を通じて、大阪の堺と並び称される商売の街として栄えました。
現在でも豪商たちの屋敷がそのまま残っており、奈良県の「重要建造物群保存地区」に指定されています。
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/03history/02old_house/03east_area/imaichonomachinami/
10月27日に社会保険労務士でCFPのNさんから急遽呼び出しを受けました。
「奈良の御所市にある千代酒造のS社長を囲んで、今井町で鴨鍋をつつきながら銘酒「櫛羅(くじら)」と「篠峯(しのみね)」を飲む会があるので来ませんか?」
「行く行く!!」
今井町で銘酒が飲めると聞いて、喜び勇んで出かけました。
千代酒造は葛城山の麓の酒造です。
http://www.chiyoshuzo.co.jp/
二上山から葛城山まではトレイルランニングでよく行くのでなじみがあります。
登山道にはお酒と同じ名前の「櫛羅(くじら)の滝」があります。
近鉄電車の八木西口駅を出て5分も歩くと今井町です。
お店は「粋庵」です。いきな名前ですね。笑
集まったメンバーは7名でした。(男性4名、女性3名)
ぼくとNさんのほかは、千代酒造の社長で杜氏のSさん、介護福祉士のKさん(女性)とNさん、司法書士のNさん(女性)に行政書士のMさん(女性)です。
日本酒は女性に人気と聞いていましたが本当ですね。
千代酒造のS社長は、北海道のご出身で、(多分)酒造のオーナーの娘さんと結婚して会社を継がれたようです。
酒作りでの杜氏の役割や酒造会社の経営についてとつとつと話されます。
話し方にそんなに抑揚があるわけでも、トーンが変わるわけでもありませんが、話が澱みなく流れて、ベテランの噺家の話を聞いているようでした。
お話しの内容も面白くて、楽しく聞くことができました。
参加された皆さんは、それぞれが専門家なので、S社長の話に応じて労務や経営のコメントがでます。雑談なのですが、普段のお仕事の内容が窺われて勉強になりますね。
「櫛羅」と「篠峯」を飲みながら話し始めたのですが、お酒はどんどん消費されます。
僕は午後8時以降に飲み食いをしないと自分で決めているのですが、酒は進むし鴨鍋も美味しくて、あっさりとルールを破ってしまいました。
まっ、たまにはいいか~
僕が自己紹介で走っていることを言うと、行政書士のMさん(女性)が「私もランナーです」と応じます。
(ランナーはどこでもいるんだなあ)
と思いながらお話を聞くと、大阪マラソンを走ると言います。
「当たったんですか?良かったですね」と言うと
「いいえ、アスリート枠です。フルマラソンは3時間20分で走ります」
僕と違ってエリートランナーです。
できれば、どこかの大会でお会いしたいですね。
スタートで会えないと、そのまま追い付けないとは思いますが。笑
戴いたMさんの名刺には、「出会いに感謝」と印刷されています。
呼んで頂いたNさん、S社長、Mさんはじめ、お会いできた方々に感謝ですね。
久しぶりに、すっかり遅くなってしまいました。