9月17日に開催予定だった「歴史街道丹後ウルトラマラソン」が台風18号の影響で中止になりました。
FBの投稿をみると、参加予定の皆さんは残念そうですが、安全確保のためには仕方ないという感じですね。
FBに現れない大会関係者はどうでしょう。
大会HPを見ると、中止は苦渋の決断だったと書かれています。
http://www.r-wellness.com/tango/
僕は2014年と2015年に、大会の100キロの部に参加しているので、大会事務局や、ランナーが宿泊する宿を含めた地元の皆さんが一生懸命ランナーを迎える準備をして、気持よく安全に走ってもらうかに気を配っていたかを知る機会がありました。
42.195キロを超えるウルトラマラソンは、制限時間が10時間を超えることもあって
(この大会の100キロの制限は14時間)、道路の交通規制がほとんど行われません。
したがって大会事務局の方々は安全走行にはかなり神経を使います。
横に広がって走るとか、はみ出して走るランナーが出そうなところには、担当者やボランティアが立って見ています。
僕の経験では、ウルトラを走ろうというランナーは、必要なトレーニングをしているし、マナーもしっかりしている人が多いのでトラブルになっているところは見たことがありませんが、細かい気配りが大会の評価に直結するので、関係者は大変です。
そしてエイドでは笑顔でサポートしてくれます。
十分な水と食糧を、たくさんあるエイドに配備するのは大変な作業です。不足分を補給する必要もあります。
台風18号は、大会関係者の準備とランナーを迎える気持ちと、そして準備にかけたお金を吹き飛ばしてしまいました。
お金については、僕は故障で欠場なので、旅行費用はキャンセル料差し引きですが、FBの投稿によればツアーを申し込んだひとには全額返ってきます。
しかし参加費用(100キロは18000円)の返金は無いようです。
おそらく、参加賞や大会準備費用で既に使ってしまっているのでしょうね。
ランナーは、このあたりの事情を分かっているので苦情は出ないと思います。
もしも、大会事務局が参加賞で作成したTシャツを送ってくれれば
「思い出が一つ増えた」くらいに思うのではないでしょうか。