大阪の淀屋橋に大阪倶楽部という団体があります。
会員数は1200名くらいですが、平均年齢73歳の男性諸氏が、ヨーロッパ風のクラブライフを楽しむ場所です。
囲碁やゴルフなどの「部活」があります。酒を飲みながら、クラシックやジャズを聴く会もあります。
淀屋橋駅から歩いて5分なので、至極便利です。
9月15日に会合があって行ってきました。
高校の先輩方が定例会を作っておられ、ミニ講演会があるというので、興味半分で覗いてみました。
参加は18名くらいです。殆どが80歳以上。
僕は断トツの最年少だったので、早めに行ってご挨拶と、資料配りなどの幹事のお手伝いをしてきました。
幹事のお二人は丁度80歳でした。
お聞きすると、全会員中に80歳以上は450名くらい在籍しているそうです。
「顧問」「相談役」など何らかの肩書を持っている方が多いそうです。
お話を聞いた方も、春まで顧問のような会社の役職についておられたそうです。
「名刺」が無くなって不便だと嘆いておられましたので、自己紹介のためなら名前だけの名刺を作られてはいかがですか?とお勧めしました。
講演会のテーマは朝日新聞です。
「慰安婦」記事の誤報や、かつて「沖縄サンゴ礁ねつ造記事」などを取り上げて、朝日新聞の報道姿勢を検証されていました。
第二次世界大戦後の報道の歴史を、ある一面から振り返ることができました。
質問も活発でしたが、高齢の方が多いので懐古的なご意見が聞かれました。
名簿を見ていると、定例会のメンバーは全部で26名ですが、80歳以上が16名で、70歳代が3名、60歳代が7名です。
70歳以下での出席者は4名でしたので、現実には70歳まで働いている人が相当数存在するようですね。
80歳を超えて漸く引退ですが、一部の方は大坂倶楽部で頻繁に仲間と会っておられるようなので、会社員時代とあまり変わらないのかもしれません。
僕は退職して自由時間ができたので、できるだけあちこちに顔出しをして世の中を観察しようと思っています。
僕の周りでは、元気な高齢者は図書館、ゴルフ場、スポーツジムで見かけることが多かったのですが、
クラブライフを楽しむという選択肢もあることが分かりました。
もう少し老後の楽しみ方を調査してみたいと思います。