8月30日に大阪府高槻市にある摂津峡公園に行ってきました。
JR高槻駅からバスで15分程度です。
目的があって友人と二人で歩いてきましたが、散歩や軽い山歩きにふさわしいコースが幾つかあって、一時間くらい歩くとそこそこ運動になります。
山を歩いて展望台から白滝に降りると渓谷です。
学生と思われる人たちが川遊びを楽しんでいました。
近くに関西大学のキャンパスがあるので、そこの学生さんたちかもしれませんね。川岸で食事をしたり、川に入って遊んだりと楽しそうでした。
ゆっくり歩いて、山水館という旅館について少し休憩をしました。
その後、JR高槻市駅近辺に戻り、少し早い時間でしたがビールとおつまみで二人宴会をやりました。
友人は大企業の取締役を退任して、今は子会社の監査役を務めています。
役員時代に比べて時間も仕事も自由になったそうです。
「給料は下がったけどな」と笑っていましたが。
一番下のお子さんの就職も決まって、これからは夫婦二人でゆっくりするようなことを話していました。
僕とはかつては同じ職場でしたが、紆余曲折があって、今は山の話が主体です。
彼との話が終わって、帰りの電車で友人について少し考えてみました。
先日新聞の人生相談で見たのは、職場の人間関係で悩む人に、
「父親はいくつか職場を変わり経営もやったが、引退してから葬儀の時に来てくれたのは一人だけだった。職場の人間関係とは離れると縁が薄いものだ」という回答。
本で読んだのは、「友達はいつ別れても良いから友達なのだ。気付いてみれば自然な関係が数十年続いていたら、本当の友達なのだ」ということでした。
友人関係というのは、出会いも、継続も偶然が左右するところが多いですね。
同じ偶然の出会いでも、結婚と違って制度化されているわけでもありません。
職場という組織の中で、強制的に会い続けても、退職で職場の縁が切れてしまえば、よほど気が合うか、趣味が同じとかでないとご縁は続きません。
恐らく「一期一会」とは、これらのことを踏まえての言葉なのでしょうね。
そのように考えると、自分も相手も自然体でいて、何らかの形で付き合いが続く人は貴重な存在だし、
大切にしたくなりますね。