• 定年男子のランとマネー

標準死亡率改訂

今日の日本経済新聞に、11年ぶりの標準死亡率改訂予定の記事が載っていました。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO20381370V20C17A8PPE000/

これによれば、例えば50歳男性の場合では死亡率は0.365%から0.285%に下がるそうです。厚生労働省が公表している実際の死亡率は0.264%なので、改定前の標準死亡率は実際よりもかなり高かったことになります。

生命保険

標準死亡率が高いということは、生命保険会社は死亡保険金を実際より多く支払わねばならないという前提で保険金を計算します。

つまり保険料は高くなります

集めた保険料合計と支払った死亡保険金との差額はどうするか?
大半は保険会社の内部留保になります。つまり儲けですね

医療保険

これが医療保険になると標準死亡率は実際より低くなります。
https://www.nikkei.com/news/image-article/?R_FLG=0&ad=DSKKZO2038138025082017PPE000&ng=DGKKZO20381370V20C17A8PPE000&z=20170826

実際より長く生きる前提で保険料を計算するので、やはり保険料は高くなります

このシステムは保険会社の経営を健全に保つために必要なのですが、元になる金額が巨額なので保険会社の儲けも巨額になりがちです。
(因みに、保険会社の収入源は他にもいろいろとありますが、この危険差益が最大のようです)

保険の加入は慎重に

保険は社会に必要なシステムですし、必要な人が適正な保険に入ることは重要だと思います。

でも「保険料は一般的に高くなりがち」な傾向があることを頭に置いて、

自分がどのような保険にどれくらい加入することが適正かを、

十分に検討したほうが良いでしょう。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA