8月15日、お盆の日に安藤キャプテンのナイトトレイルランツアーに参加しました。
キャッチフレーズは「春日大社万灯篭」「奈良大文字焼」「花火」でした。
ところが安藤さんのツアーには珍しく大雨で、大文字焼と花火は見ることができませんでした。
僕の経験では、安藤さんのツアーで大雨は二回目です。
どちらもラン友のTさんが一緒でした。(笑)
近鉄奈良駅に午後4時集合です。ナイトランなので遅めですね。
人数は17名。
キャンセル待ちが出るほどの人気ツアーです。
でも外は雨。
奈良公園まで移動して準備運動とヘッドライトの点検の後で説明を聞きます。
ヘッドライトは120~200ルーメンのものが推奨で、別にハンドライトを持っていると、なお良いそうです。
身体が暖まったところで5時にスタート。
すると雨が激しくなってきました。
レインウェアを持参している人は着ましたが、数名持ってこなかった人がいたので、安藤キャプテンが注意します。
雨のナイトランで大人数なので、装備と指示の徹底に努めていました。
山に入ると、柳生街道をたどります。
石畳が続き、雨の日は滑りやすい道です。
滑らないように気を付けて歩いていると、「うわっ!」「きゃっ!」の声が上がります。
山ヒルが飛んでくるのです。
痛みが無いので気付かないでいると血を吸われます。
最高で13匹に飛び掛かられた人がいました。
気付いてとっても、なかなか離れてくれません。
ラン後に銭湯へ行って、足首で何か所か血を吸われていた人や、帰宅して気が付いて頭髪を5回も洗った女性がいました。
柳生街道には40くらいの石仏が街道に座しているそうです。
我々は一部だけを見ましたが、だんだん暮れてくるなかで雨が霧になりライトをつけて走りました。
列をなしてやってくるランナーのライトが幻想的でした。
僕のカメラが悪いのか、僕の写し方が悪いのか、写真はピンボケや映っていないのがありました。
湿度でレンズが曇っていたこと、霧でフラッシュが効かないこ となどが考えられます。
曇ると言えば、僕の眼鏡はトレイル開始直後から曇りはじめて、夜になると霧でライトが反射して効かなくなって、前がよく見えない状態になりました。
前を行く人の足だけ見て走りましたが、たまに一人になると目前の木にぶつかりそうになりました。
雨の日の濃い霧のナイトランには工夫が必要だと痛感しました。
春日大社原生林の石板の前で記念写真を撮ってから、若草山の山頂まで2キロの上り道を一人ずつ登ることになりました。
16人は無事にゴールしましたが、最後尾からスタートした年配の男性がなかなか現れません。
電話には出ますが、すぐに切れます、
多分山中なので電波が弱いのでしょう。
心配しながら待っていると漸くライトが見えました。
途中で足が攣ったそうです。
一人で真っ暗の中を歩いていると、かなり不安だったようです。
時間が切迫して、若草山の滞在は短時間でした。
雨が相当降っていて、下界は霧の中です。(一瞬だけ晴れましたが)
若草山から下山したら9時前です。万灯篭は9時に閉まるので急いで行きます。
見物客が沢山いて受付が9時20分に延ばされたおかげで、我々も万灯篭を見ることができました。
春日大社から奈良駅まで1.5キロのランです。
皆さん早く帰りたいので、雨の中をかなりのスピードで走ります。
僕は相変わらず前がよく見えません。
前を走る安藤さんとTさんに付いていきます。
途中でTさんが溝に落ちたのを助けながら、奈良駅に着いたら10時前でした。
そこから、ずぶ濡れで帰る組と、食事へ行く組と、銭湯へ行く組に分かれました。
僕らは4人で銭湯へ行きました。
山ヒルと一緒には帰れませんからね。(笑)
今日のツアーは、雨の日(おまけに濃い霧の日)のナイトランのリスク管理の大切さを教えてくれました。
無事に帰れて良かったと思います。(山ヒルには多少やられましたが。笑)
春日大社でGPSを切ったのですが、ランの開始から時間は3時間54分、距離は15キロでした。
実際はそのあと万灯篭を見てから奈良駅まで走ったので、全行程は5時間くらいで、距離は17キロくらいでしょうね。
平均心拍は115です。最高は154までだったので、慎重にゆっくり目に走ったようです。
(見えないからゆっくり走らざるを得なかった??)
学ぶところの多いツアーでした。
でも静かな夜のトレイルをみんなで走るのは気持ちいいものでした。