• 定年男子のランとマネー

西国三十三か所

7月25日に西国三十三か所の満願の寺である、谷汲山華厳寺にお参りしてきました。

奈良県から岐阜県揖斐郡まで片道200キロ弱の旅です。

当日は雨予報でしたが、往路と寺にいる間は雨が降らずにラッキーでした。

(帰りは結構な雨に遭遇しましたが)

華厳寺の門前町の坂を車で登り、仁王門近くの駐車場に車をとめて歩き出します。

うっかりと側道を歩いたので、道を間違えて危うく妙法が岳まで登ってしまうところでした。

(こんなところでロストしたら笑い者ですね。)

お寺は歴史を感じさせる建物が並び落ち着いた佇まいでした。

平日だったので人影も少なく、雨上がりの木々や石がとても綺麗でした。

モミジが沢山あって、紅葉の季節はさぞかし美しいだろうなと思わせました。

無事に御朱印を頂きました。華厳寺は満願の寺なので御朱印は

3か所に書いていただきます。(900円 笑)

実は、遠隔のお寺で行けていないところが何か所かあるのですが、飛ばしてゴールまで来てしまいました。笑

本堂から裏手に回って、妙法の滝と不動明王を拝観して奥の院まで行くことにしました。

人影はありません。

というか、最近人間が通った後が感じられません。

見つけた道はこんな感じです。

 

 

どうやら間違えて登山道から登ったらしく、滑りやすくて大変でした。

500メートルほど歩いても全く誰にも会いません。

トレイルなので僕は走り出します。

分岐点に着き、同行の妻を待っていました。

分岐点から奥の院まであと900メートルあるの標識を見て、

妻が「ここからは次回にしよう」と言いました。

あまりに人の気配がしないので不安になったようです。

そこで引き返して「雨上がりの山にはヒルがいることがあって・・・」といった話をしながら本堂まで戻りました。

正式な参道を見つけて歩いて駐車場までやってきました。

僕が仁王門の写真を撮って車のところまで行くと、妻が車から走ってでてきます。

「どうした?」
「ヒルに血を吸われた」

左足から血が流れ出ています。

「あなたは大丈夫?」
ジーンズの裾をめくってみても、見たところ何もついていません。靴下も白のままです。

あいにく救急品を持っていなかったので、急いでコンビニ探しに向かいます。

こういう時に限ってコンビニが無いのですが、30分近く走って漸く見つけました。

消毒液とバンドエイドを買って、応急処置をします。

妻が出血が止まらないので、運転ができないと言います。

車の運転は好きではないけどなあ。仕方ない。

そこから長良川沿いを延々と走って、東名阪道から名阪国道に乗り換えて帰宅しました。

普段は車の運転を殆どしないのでとても疲れました。

二人とも疲れたので夕食は外食にすることにしました。

店に入ると何か変です。

おかしいなと思って、ジーンズの裾を上げると、ヒルが吸い付いて血がこびりついています。

二か所やられていました。

慌てて剥がしてから、素知らぬ顔で店の手拭きを何枚も使って血をふき取りました。(手拭きは外のごみ箱に捨てました)

食事をしながら、血が止まらないので気になります。

「よくわかるわ、その気持ち。」妻が言います。

「やっぱり、全部のお寺を回って、満願になってから華厳寺に来いということやな。」

完走のルールは尊重しなければなりませんね。


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