野村さんの靴の履き方のコンセプトを一言でいうと、美容でいう顔の皴取りに似ています。
(僕は皴取りをやったことがないのでイメージですが)
つまりこういうことです。
① 靴はできるだけ実際の自分の足に近いサイズを履く。
② 木型が0.5センチ刻みなので、どうしても足と靴の間に隙間ができる。
③ その隙間で足が動き、豆ができたり爪が黒ずんだりすることが起こる。
④ 従って隙間を埋めるために、靴の表皮をまるで顔の皴取りをする様にさすってやる。
⑤ これにはコツがあって、まず足首を立ててから紐をシューズの穴に通していく。
二番目の紐穴をしっかりと押さえる必要がある。
⑥ 最後は輪っかを作って紐を通してから結ぶ。
靴紐を占めるときに靴に皴が寄っていてはダメです。
靴が大きすぎるのです。
また靴紐が締まりすぎていてもダメです。
これも靴が大きすぎます。
今年の1月、僕はこの結び方を野村さんのDVDで見てやってみました。
このやり方で靴ひもを締めてみて、大阪30Kを走ったところ、20キロ過ぎから指の関節が靴の前部分にあたってひどく痛かった記憶があります。
記事を読んだり、DVDを見ただけでは上手くできません
でした。
野村さんにこの話をすると、練習ではTR用の靴を履いてほしいが、長距離の大会では好きな靴を履いてください、
とのことでした。
セミナーで野村さんに結び方のコツを教えてもらったので、当分の間はTR用のシューズで練習を重ねて、自分のものにできるかを試してみます。