これは大きなテーマです。
靴のサイズの前に自分の実測サイズを測ることが重要です。
椅子に座って裸足になって片方ずつ足裏の長さを測ります。
そして母指球と小指の周囲を図ります。
もしも足裏と足周が同じ長さならば、Eまたは2Eです。
日本人はほとんど足周が短い、つまり足が細いので、靴は「ワイド」ではなくて「スリム」だそうです。
靴の幅にはAからGくらいまでありますが、日本人の80%はDかEでスリムとのこと。女性の40%はAかBとも言われていました。
(根拠のデータは示されませんでした。)
例えば靴のサイズが26センチとすると、ショップでは通常27センチを勧められますが、実際には26センチの靴は27センチで作ってあるので、勧められた27センチを履くと28センチを履いていることになるそうです。
これを検証するためには、靴に入っているインソールを取り出して実測してみると26センチの靴のインソールは27センチあることが多いとのことでした。
「ガボガボの靴を履いて走っても良いタイムは出ないし、故障の原因になる」というのが野村さんのメッセージです。
もう一つのお話は、日本人の足は甲高なので足の甲に合わせると靴は幅広になる傾向があります。でも足の甲の高さは合っていても靴の幅が合っていないことには変わりありません。
「コンフォートシューズ」つまり足に優しい靴が良い靴だという考えがありますが、野村さんは否定します。特にトレーニングでは足に優しい靴では競技レベルが上がらないと考えているようです。