4月22日に奈良県で2番目のSGが発足しました。
SGというのはスタディグループの略称で、日本FP協会認定のFPの勉強会です。当日は約20名のフィナンシャルプランナーが講師の長谷剛史さんの講演を聞くために参加しました。
講演のテーマは、
「知識・経験・人脈ゼロから実務家FPとして活動するには?」
FPに限らず各地で起業セミナーが開かれています。
僕もいくつか参加しました。起業の本も何冊か読みました。
その経験を踏まえて今回の第一回勉強会のご紹介をしたいと思います。
その前に、FPの仕事内容とどうやって活動しているかを簡単にご紹介します。
FP資格の最上位であるCFP(Certified Financial Planner)の資格試験科目は6科目です。
=金融資産(現預金・株式・債券など)の運用について
相談を受ける
=不動産(個人用・事業用)について相談を受ける
=人生設計(公的年金・確定拠出型年金など)について
相談を受ける
=保険(生命保険・傷害保険・事業用保険など)について
相談を受ける
=税金(各種所得・個人と法人の所得控除など)について
相談を受ける
=個人の相続、法人の承継について相談を受ける
各FPはこれら6分野のどれか、または複数分野の相談業務を行います。
各分野にはそれぞれ専門職があるので、例えば税理士とタックスプランニング、
宅建業者と不動産運用設計といったようにFP資格のほかに
複数の資格を保有して活動している方が多くいます。
次に実際にどこで稼いでいるかについてご紹介します。
FPの活動には主に三つの種類があります。
一つ目は「話す」活動つまり講演です。
会社や公共団体の依頼などで不特定多数を前に話します。
二つ目は「書く」活動つまり執筆です。
マネー雑誌や新聞にコラムを書き、または本を出版します。
これも不特定多数を相手にする活動です。
三つめは「相談」活動です。
個別のお客様のライフプランに、主にお金の面からアドバイスをします。
これら6分野と3パターンの活動をすべてできる人は恐らく存在しません。
この中から、どの分野を選び、どのようなパターンで活動していくのが自分に合っているのかを考えるのがFPで起業する第一歩です。