• 定年男子のランとマネー

トレイルラン練習会

毎週木曜日に大阪城公園でトレイルランニングの練習会が開かれています。

60歳になってフィジカルトレーニングをやり直して身体の基礎を作ってからランニングをするための技術と練習方法を習得するために一年半近く毎週通っています。

 

でも実はもう一つ目的があります。

練習会の参加者は男女合わせて30名ほどですが、多分殆どが40歳前後です。

(午後7時半からなので、暗くて年齢まではよくわからないのですが 笑)

でも間違いなく僕が最年長です。

 

サラリーマンを卒業して仕事を離れると、どうしても交友関係が狭くなるし、その上偏ります。学生時代や元の職場の同世代の人とばかり付き合っていると、ものの見方や考え方が同一線上にあるような気がします。

そこでトレイルランという非日常の世界に集まる(少し)変わっている年下の人たちと触れ合うことで刺激を受けてみようと思ったのです。

 

練習会では、いつもは縄跳びから入ります。3分5セットの15分です。各セットの終わりにはスピードといって全力で跳ぶことが求められます。多くの人は二重跳びを何回も跳んでいます。

 

何十年ぶりに縄跳びをやってみて、二重跳びというのがこんなにできないのかと思い知ります。僕もようやく15回くらいできるようになりました。それ以上は息切れします。

 

そのあとは動的ストレッチからラダーやリングを使った練習です。たまにテニスボールやクレージーボールも使います。

夜桜お花見ラン

ところが昨夜は、座った姿勢からのダッシュの後で、珍しくランをやるというのです。

 

30名を4つのチームに分けて、各チームにペースを割り当てます。一周2.7キロのコースを2周です。僕はBチーム6名に入りペースは1キロ当たり540秒です。フルマラソン4時間のペースですね。

 

各チームに地図が渡されます。絶対間違いようのないコースですと説明を受けます。いつも大阪城公園で走っている人が何人もいるのでミスコースはあり得ません。

 

先頭のAチームから1分くらい遅れてスタートです。ちなみにAチームのペースは1キロ当たり440秒です。瞬く間に視界から消えてしまします。

 

Bチームは順調に走ります。コーチは「大阪城夜桜ラン」と言っていたので満開の夜桜を楽しみながら、人混みを塗って走ります。「会話ができるペースで」と言われていたので、あれこれと話しながら進みます。途中の坂を越えて、大阪城の天守閣前でライトアップされた天守閣を仰ぎ見て引き返します。

 

「あれっ??Cチームが先を走っている!なんで?」

後発のCチームを追い抜きながら「きっとCチームはコースを間違えたんだよ。こんなところで間違うかなあ 笑」と話しながら1週目を終えます。

 

コーチが待っていて「ミスコースしたんですね」と声を掛けます。

「うそ!他の人が間違っているんだよ!」と言い合いながら2周目に入ります。

ずっと走っていると今度はDチームに遭遇。

「???」

 

結局そのあとCチームも抜かしてAチームに次いでゴールしましたが34分かかりました。5.4キロで34分は如何にも遅い!やっぱりどこかで余計に走っていたんですよ。

 

戻ってから何人かで地図を確認しましたが、どう考えても間違いようのないコースです。

「大阪城の謎かな?」

「???」

まあ楽しかったからいいや、と笑って解散しました。


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